コロンとセミコロン | 弁理士Hの気まぐれメモ

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カモノハシのイコちゃんをこよなく愛する38歳弁理士♂が、日頃の仕事で知り得た情報でメモっておこうと思ったことや、思ったことをとりとめもなく発信します。

英語の文章を見ると、よくコロン(:)とセミコロン(;)が出てきます。

実際にどのように使い分けられているのか、ご存じでしょうか?

本来使われるべきやり方であっても、その通りできていない自分が言うのも大変おこがましい話なんですけれども。自分のメモのために、書いておきます(いつも同じ理由)。

:(コロン)は、前の文の具体的な説明をします。

コロンの場合、前後における構造が異なります。
(コロンの前):完全な独立節
(コロンの後):一般的に、不完全な文章がきます。コロンの前の文章を補う役割。

例えば、I have three sons: Mark, Ron and David.
これは、先に一般的な説明をし、後でその補足をするという、ごくごく基本的な用法です。

The scatterometer is separated into three assemblies:
1. A gimbal
2. A transmitter-receiver assembly
3. Rack-mounted electronics
これも基本的な用法ですが、中身が複雑な場合に番号付けをして読み手に分かりやすくします。

The absorbent article consists of the following: a topsheet, an absorbent core and a backsheet.
特許の明細書めいた書き方ですが、the followingのあとにコロンを付け、その後にリストを導入します。

;(セミコロン)は、前の文とつなげる接続詞のような役割をします。セミコロンは、元々ピリオドとカンマを合わせた記号です。なので、強いカンマ、弱いピリオドという感じととらえればよいでしょう。独立して意味のある文同士だけど、関係がある文を一呼吸置いてつなぐ場合に使うようです。:(セミコロン)は文脈によって、順接や逆接になるので、文脈によってどのように解釈すればよいか、見極める必要があります。

I love to play tennis; my girlfriend does not.

The mixture was subject to a reaction in an inert atmosphere; the reaction mixture was quenched with water.

特許明細書を英訳するときにも、適宜使うといいでしょう。英語圏の人でも正確に使い分けられる人は多くはないとのことですが、なおのこと、正確に使い分けられれば、「読んでもらえる」文章に近づきます(天唾)。
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