2015年03月11日、日本経済新聞朝刊13面ビジネスTDAYに「ノンアルコール 特許バトル サントリー、アサヒを提訴」のタイトルの記事が目に入った。


 上記記事によると、 「アルコール度数ゼロの「ノンアルコールビール」をめぐる戦いが激しさを増している。サントリーホールディングス(HD)は自社の特許が侵害されたとしてアサヒビールを提訴、10日に第1回弁論が東京地裁で開かれた。アサヒ側は「特許権は無効だ」と全面的に争う方針だ。ビール系飲料の落ち込みが続くなか、収益性の高い「ノンアル」は有望市場。業界1、2位が法廷でも争う。」 と、報じていた。


 本訴訟の主な争点として、サントリーは、
 「2013年10月に取得した特許権をアサヒの「ドライゼロ」が侵害している エキス分の総量0.5重量%~2.0重量%、pHが3.0~4.5、糖質の含量が0.5g/100ml以下」と主張し、
 
 アサヒは、
 「サントリーの特許権は、既存製品から容易に発明できることなどから、無効」と主張している。


 サントリーの特許権は、上記記事から推量すると、以下の特許権かと思われる?
 特許第5382754号
 登録日 平成25年10月11日(2013.10.11)
 発行日 平成26年1月8日(2014.1.8)
 発明の名称 pHを調整した低エキス分のビールテイスト飲料
 特許請求の範囲

請求項1

 エキス分の総量が0.5重量%以上2.0重量%以下であるビールテイスト飲料であって、pHが3.0以上4.5以下であり、糖質の含量が0.5g/100ml以下である、前記飲料。


 何故、興味を持ったかというと、数値限定特許の訴訟だからである???

 

本当のことをいうと、アサヒのドライゼロを愛飲していたからである。でも、最近はアサヒのドライゼロブラックを飲むことが多くなった。ちなみに、アサヒのブラックは糖質ゼロをうたい文句にしている。これはどうなの?


 今後の成り行きをウオッチするつもりである。