2014年02月28日のChikirinの日記「チャイナタウンで本物のブランド品を探すなら」を読んだ。
偽ブランド品についての話しである。
ちきりんさん、各国で必ず訪れるのがチャイナタウンで、このチャイナタウン、「知的財産保護の治外法権」みたいな場所との印象を持っている。
「いまや世界の一流ブランド、もしくは、人気ブランドと認知されるには、
中華街で偽物がでてこないとホンモノとは言えない! みたいなパラドキシカルな状況でさえあります。」
確かにその通りだと思う。
でも「中華街と知的財産保護運動(=アメリカ政府ともいう)の対立はこれからも続くのでしょうが、あたしは(最終的には)チャイナタウンが勝つんじゃないかと思ってる」と、の意見には正直言って驚いた?
その可能性は無きにしも非ずだからである。
でもこれってグレシャムの法則「Bad money drives out good money.」?
そもも偽ブランド品はその前提として本物のブランド品の存在がなければ成り立たないのである。
もし、本物のブランド品が偽ブランド品によって駆逐されて市場に存在しなくなったら、偽ブランド品はもはや偽ブランド品ではなく、ただのチープな粗悪品になる。
だれも見向きをしなくなる。
こんなもの誰が買うのか。
結局は偽物ビジネスが成立しなくなる。
何を言いたいかといえば、偽ブランド品によって本物のブランド品が駆逐されれば、偽物もその存在意義を失うと、いうことである。