千葉県鎌ケ谷市の弁理士 かめやまです。
 

 

 

開業して間もないころ、

弊所に特許出願を依頼された鎌ケ谷市内のお客様。

 

現在、特許の審査中でして、

先日、拒絶理由通知(※)が来ました。

 ※拒絶理由通知 :「このままだと特許取れないよ!」といった内容のお知らせです

 

 

 

その内容としては、

 

発明1 特許NGチュー

      理由:過去の公開技術との差が、ほとんどないよね

 

発明2 特許OK照れ

 

 

 

方針としては、

 

方針A 発明2だけもらって終わりにする

方針B 少々頑張って発明1~2の両方を取りに行く

 

どっちにするべきか?

 

 

 

手間暇かけて発明1を取るか否かは、

お客様の事業内容・進捗状況によって変わります。

しかも、出願当初から数年経っているため、

発明1に関する方針が当初とは異なって居ることも「あるある」です。

 

 

 

これをお客様に伝えたところ

 

 発明1も特許が取りたい!

 少々のリスクがあってもチャレンジしてもいい。

 必要だから取りたい!

 

とのこと。

 

 

 

目の前のお客様から、

普段とは違う熱意が伝わってしまう

 

 

 

俄然やる気モード!グー

 

 

 

検討したところ、

確かに審査官は、発明1を把握している・・・

 

本当かな?

 

時間をおいて、よーく見てみると、やっぱり

発明1を把握しているようにもみえる・・・

 

うーん。

 

 

 

数日後、改めて検討

よーーーーーく見てみると・・・

あることに気づく。

 

ほんの小さいことなんだけども

発明1に関し、審査官の理解が不十分な部分がある。

 

この結果、

従来技術との差があるにもかかわらず、

「差がほとんどないよね」との結論に至っている

 

ここを指摘すれば、特許の道が開けるだろうか?

 

 

 

お客様に検討結果を報告したところ・・・

 

審査官への面談で、特許の可能性があるか否かを

見定めてほしい。

 

とのことでしたので、審査官に面談を申し込みました。

 

 

 

面談の日。
 

序盤は、

こちらの言い分が「細々したところ」でもあるため、

審査官になかなか伝わらず・・・

 

手を変え・・・

品を変え・・・

 

何回か説明しているうちに

 

「確かに、そうですね!」と審査官。

 

雪解けの瞬間。

 

 

 

 

ほんの小さいこと

 

今回の場合、
文字で表せば10文字。

 

たったの10文字。

 

この違いで、

特許が成立するのか成立しないのか

天国と地獄

 

たかが10文字

されど10文字

 

 

 

勝負の分かれ目は、

ほんの小さいこと」に、いつ気づくのか?

 

結局は

検討時間にどれくらい時間を割けるか否か?

 

机の前にいる時

歩いている時

電車に乗っている時

お風呂に入っている時

 

ふと考えてしまう・・・

 

 


 

「ふと考えてしまう」動機付けって、

「どうしても、ここで特許が欲しいです」

というお客様の熱意なんだと思います。

 

 

 

「検討時間を増やせば、特許の確率が必ず上がる」

とはいかないですが、

それでも、「検討時間にどれくらい割けるか」って

お客様の熱意に強く関わっているんだと思います。

 

 

 

熱意が伝わると、

 「検討しよう」

ではなく

 「いつの間にか、検討しちゃっている」

なんですよね

 

 

 

机の前にいる時

歩いている時

電車に乗っている時

お風呂に入っている時

 

家内の話を聞いている時(マテ)

 

 

 

もしかしたら、

弁理士を動かすのが上手な方なのでしょうか?

 

こちらとしては、

気持ちよく動いているので、ウェルカムです。

 

 


何かのご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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