皆様、こんにちは。
昨日のブログでは、名古屋でヒプノセラピストとして活躍されている紫紋かつ恵さんが前世で強制収容所の所長だったとき、私はそこに収容されていた30代のユダヤ人男性だったことを思い出したこと、また、その人生は昨年、前世療法で知られるブライアン・ワイス先生の5-Day Past Life Therapy Professional Trainingで戻った前世と同じだったことをお話しさせていただきました。(ここは先日ブログでご紹介した前世の記憶の特徴「4. 何度も同じ人生に戻っている。」に該当します。)
今日はその続きです。
私は次々に当時の所長の様子を思い出していきました。不思議なことに、何度思い出しても、当時の所長に対しては、心の底で憎むべき対象という感情がわかないので不思議に思っていました。
私は当時の所長である紫紋さんに向かって心に浮かんだままを伝えることにしました。
「あなたは人を傷付けたと思って罪悪感に苦しんでおいでですが、私たち囚人のほうを見ることができず、苦しそうな表情をしておいでの姿から、何かこの方にはあるのだろう、という思いがありました。
実は、時折、スープにキャベツがたくさん入っていたことがありました。小ぶりの上質な黒パンがついていたこともありました。それは『ユダヤ人を生かしておかなければならない』という名目で行った、所長であるあなたの計らいだった。看守達にはワインを振る舞って、彼らの気持ちをおだてたので、囚人に振る舞われた温かい食事は問題にならなかったんです。
看守の中には、私たちを蔑んだ目で動物以下、というように見た者もいました。でも、あなたはそうじゃなかった。私たちを見る目は、『人』を見る目でしたね。私たちはわかっていましたよ。
囚人たちは理解していましたよ。あなたを恨んでいる者は誰もいません」
紫紋さんは俯いて、絞り出すようにつらそうな声で「ありがとうございます。でも、そうは言っていただいてもやっぱり私は自分を許せないです。。。」と正直に仰いました。罪悪感というものはこのようなものなのです。自分の内面と向き合い、そうお話しになる紫紋さんの誠実さに私は心打たれました。
続きます。
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