メンバーのお名前や雰囲気をお借りしたお話となっております。
BL的描写が含まれている場面があります。
苦手な方は入らないでください。
最初のお話はこちら
前回のお話はこちら
⇒ 「雨の訪問者 9」
そんなこんなで、その三連休は俺の家で一緒に過ごした。
具合が悪いはずなのに荷物の整理を手伝ってくれて
部屋はきれいに片付いた。
「ほんと助かるわ。
一人でどうしようかと思ってたんだよ。」
「翔さん、こういうの苦手そうだものね。」
彼も初めて会った時よりはずいぶん元気になっていて、
三連休の最後の日にはまた一緒に買い物に出かけた。
「え~? こんなに買うの?
冷蔵庫、入りきらないよ。」
「だってさ、平日は疲れ切ってて買い物とか行く気力がないんだよ。
何か食べるものキープしておかないとさ。」
でもって、またもや散歩中の犬に吠えかけられた。
まったくなんだっていうんだ。
大量に買い込んだ食材を抱えて帰って来ると、マンションの入り口で
二日前にエレベーターで会った青年と出くわした。
「あっと・・・、二宮さん。 一昨日はどうも。」
「ああ、えっと、櫻井さんでしたっけ。 どうも・・。
あれっ?」
相葉君を見てちょっと驚いている。
「ああ、彼、相葉さんって言って、名前だけわかったんですが、
まだ記憶が戻らなくて。」
「ええっ? それは大変ですね。
でもどうしてここに?」
「どうやら以前、俺の部屋に住んでたらしくて、
それだけ覚えていて戻ってきちゃったみたいなんですよね。」
「へぇ~、そういうことですか。」
「しかも、今、病気で入院してるみたいで。」
「入院・・ですか・・・。」
ちょっと何かを考え込んでいるような表情になる。
この前は急いでいてよく見なかったけど、色白のきれいな肌。
薄茶色の瞳に薄い唇、すごく繊細な顔のつくりで、
身体も細くて華奢だ。
まだ20代前半だろうか? 学生か?
「入院していた病院はわからないんですか?」
「ええ、一応歩いてこられそうな所は電話で聞いてみたんですけど、
入院患者の行方不明はないそうなんです。」
「もっと遠くからってこともあるかも・・・。」
「いや、でも金もカードも持ってないから、
そんなに遠くから歩いて来たとは考えづらいでしょ?」
「ええ、まあそうですが・・・。」
「入院する時にお兄さんが手続きをしたらしいんだけど、
俺だと連絡先を教えてくれなくって。
で、本人を見れば納得してくれるだろうと思って連れて行ったら、
もう管理人さん、いなかったんです。」
「ああ、俺が会ったのはその時ですか。」
「そう。」
「で、何の病気かも覚えてないんですか?」
「ええ、何か聞いたこととかはないですよね?」
「いえ、俺はほんとに挨拶程度だったから。」
「誰か家に尋ねてきた人を見たこととかないですか?
お兄さんっぽい人とか。」
「さあ・・。
引っ越したことにも気が付かなかったから。」
「そうですか。」
「あっ! そうだ。
飯、一緒に食いません?」
「え? 飯?」
「失礼ですが、一人暮らしですか?」
「あ、ええ。 そうです。」
「じゃ、一緒にどうです?
鍋にするつもりで材料買ってきたんだけど、
ちょっと買いすぎちゃって。」
「翔さんがあれもこれもってカゴに入れるからでしょ。」
「だって、鍋はいろんな具がないとうまくないじゃん。」
「それにしたって、多すぎるよ。」
言い争う俺達を二宮が不思議そうに見ている。
「二人では食べきれそうにないし、
この人、あんまり食わないし。」
「いえほんとに俺は・・。」
「大勢の方が楽しいしさ。」
で、無理やり誘って連れてきた。
≪つづく≫
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「VS」、モデルズの太さの違う囚人服が兄弟みたいで可愛かった。
バンクボーリングで台から降りてくる時、何気にお互い背中に腕回してましたね。
ああいうの、自然にやっちゃうところが好きです。
大野さんの「むちゃくちゃしゃべってるやつ」のジェスチャーが楽しい。
翔さん、遠いのに、ものすごく視線合わせますよね。
ニノさんのうざいやつの演出がうまい。
でもって翔さんの「みなさんがあのモンスターを生んだんですよ」に爆笑です。
ニノさん、また爪をきれいに処理してたけど、爪の根元の皮膚がすっごく赤くなってましたね。
籠をしっかり押さえてたから?
小島さんの顔が好きすぎて、ギャグの途中で崩れ落ちる翔さんが可笑しかった。
それに話しながら、いちいち台の上のメンバーの方確認する視線が好き。
ガスに連続で直撃された翔さんを見て、大野さん、むっちゃ笑ってましたね。
ニノさんに「あそこ渡っていただけると」って言われて「どちら?」っていう返し方がいい。
「ひたすら緑のバー持って」の理由は、「だって雅紀の色だから・・・。」かな?
ギャクの練習ちゃんとやらないから、「まぁまぁまぁまぁモンゴリアンチョップ」って
”まみむめ”飛ばしちゃうし。
「キッキング」でやっと間違えずにできましたね。
で、潤くんがちゃんと受けてくれてて、可愛かった。
「これ以上の譲歩はないと思います」って磁石で揃ってたのは、潤くんのまね?ですか?
相葉さんの一缶倒しがかっこよかった~。
そしてどのギャグを見てもツボにはまって笑い転げる翔さん。
でもちゃんと次のギャクができるように、振りをすることは忘れないプロ根性がすごい。
因みにあのスカイツリーのポーズ、肩こりによく効きます。
私はパソコン作業が続いた時などによくやります。
皆さんも是非、お試しください。(笑)