法人成りすることの損得 | (行政書士+税理士+会計士)×コンサルな記録

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独立士業では稼げておらず、グダグダな状態…
会社も立ち上げていますが、日々倒産の危機にさらされています。

果たして逆襲なるか?

昨日の記事 にも書きましたが、本日は日曜日にもかかわらず、出社です。

アポが入っていて、無料相談への対応でした。


相談者は個人事業主の方で、法人成りを検討中とのこと。

個人事業と法人経営とを比較すると、どちらが有利になるのでしょうか?


税金以外にも、社会保険料等や、さまざまな事務コストがあります。

一概にはいえませんが、税金に焦点を当てるとすれば、

課税所得(≒利益)が大きくなるほど、法人経営のほうが有利、といえます。


最大のポイントは、税率の違いです。

個人事業の場合、所得税は5~40%の超過累進税率

法人経営の場合、法人税は原則25.5%の固定税率


※いずれも、復興増税分を除く。

※資本金1億円以下の中小法人の場合、

  所得800万円以下の部分は、15%の軽減税率。


課税所得が小さいうちは、個人事業のほうが有利ですが、

課税所得が増えるにつれて、所得税率が上がっていき、

いずれは、法人税率を追い越します。


では、いくらの課税所得があれば、法人のほうが得になるのか?
大体の目安としては、分岐点が「600万円」といったところ。

昨今の法人税率引き下げにより、分岐点が下がっています。


「儲かってしょうがないから、法人成りするか。」とお考えの、

羨ましい個人事業主の方は、こちらへ。

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法人化したら、管理運営コストは格段に高まります。

法人税の申告はちょっと面倒なので、税理士に依頼する必要もあったり。