いやー、私のじゃないけどね。もう産まないから

ワタクシの部署には開発チームが二つ。ワタクシ単独の小型案件チームと、同僚Sが率いる(と言ってもコチラも二人しかいない)大型案件チーム。

私は前は大型案件と小型案件をどちらも担当してたんだけど、サイズで分けるようになって確実に楽になりました。
大型が言うなればマネージャーにアピールしやすい花形だけど、小型も別に仕事が楽な訳でも少ない訳でもない。やりがいもちゃんとある。
でもアプローチの仕方や進め方が全然違うので、スイッチしなくていい分楽なのです。
で、夏の盛りを前にして、最近隣の(いや、目の前の)大型案件チームが熱い

いや、大丈夫なんか、キミたち。それで間に合うのか(汗)

と言う事で、追加要員が投入されることになり、私の仲良しのインド人が急きょ三カ月来日することになりました。

が。
同僚の奥様は結婚四年目にして待望の赤ちゃんを授かり、妊娠初期のはず。
今回は置いてくるのかと思いきや、この夫婦はあまりヶ月単位で夫婦が離れて暮らす…と言う発想がないらしく、妊娠四カ月の奥様もともに来日されるそうです。

ええええええ。大丈夫なんか、キミたち

いや、風習や慣習って違うから、遠まわしに彼女は置いてきた方がいいのではないかと諭してみたのですが…。

「何かあった時、自分(夫)がそばにいて、医療の発達している日本にいて何が問題なんだ」
と言う発想らしい。
確かにインドの道路事情だと病院に着くまでが大変そうだが…。
日本ほど産科医療が発達している国はないので、私が妊娠しててインドや諸外国に行くのとはちょっと同列に語れないかも知れません。
(日本の産科医療の現場も大変なんだけどね…。)

で、彼に頼まれたのが
「日本で五カ月を迎えるので、トリプルマーカーを受けたいから、受けられる場所を探してほしい」
と言うもの。

え?
何で?
奥さん、20代でしょ?
何か疑わしいポイント(NTとか)がある訳じゃないんだよね???

↑会社のチャットでコレ話すのどうなの??

と聞いてみたのですが、彼の奥さんの通う病院では普通にやるものらしく、全く彼自身に迷いはない風。
何か日本でのあのセンシティブな感じはないのですワ。

で、色々ネットで調べて電話してみたのですが、まずですね
「インド人で来日する妊婦の診察をお願いします」
「出生前診断お願いします!いえ!ワタクシのじゃないんですけど!」
と言う時点で受付の人にドン引きされること複数回。

それはそうですよね
結果やっと受け入れて下さりそうな病院が見つかってホッとしています。

ちなみに私は徒歩三分の近所のちっちゃい産院で、先生は夫の古なじみで、そこでは出生前診断の「し」の字も聞かれませんでした
第一子は考えた末、「何があっても運命」と受けず、第二子は超高齢でもあり、流産を挟んでいたことと、万が一の事があった場合、ムスコの人生に大きく影響してしまう事を考え、大阪の某有名クリニックで初期胎児ドックと血清マーカーを受けました。

40過ぎて、自分が出生前診断に大慌てする日が来るとは、人生は分からない…。


とにかく無事に来日して、無事に帰国して欲しいとひたすら願う今日この頃。