5月15日は千葉市のフクダ電子アリーナへ。
J2のジェフユナイテッド市原・千葉-ロアッソ熊本の試合を観た。
震災以降、ロアッソ熊本の試合はすべて延期されていて、
これが震災後最初の試合となる。
熊本サポが陣取るアウェー側スタンド。感謝と決意の横断幕が目立つ。
千葉サポ側からも応援コール。最近のJリーグでは珍しい。
フクアリは熊本復帰の歓迎ムードで溢れ、今季最多の1万4千人が詰めかけた。
試合前には震災での犠牲者へ黙祷。
元日本代表FW巻誠一郎。
熊本出身で、かつては千葉のエースFWとして活躍。
震災後はいち早く被災者の支援活動に乗り出し、
千葉から熊本への支援の窓口としても奔走した。
まさしくこの試合の象徴的存在。
試合後のインタビューでは感極まって涙する場面も。
千葉の長沢とハイボールで競る巻(背番号36)。
試合は2-0で千葉が勝った。
熊本は5月2日に練習を再開したばかりで準備不足は否めず、
気迫こそ感じたが攻守にミスもあった。
試合後は両チームの選手が熊本サポの前に集まり挨拶。
相手チームのサポに挨拶するのもJリーグでは本来異例。
熊本の選手は感謝を示す横断幕を掲げて場内を一周した。
熊本、次は復帰後初勝利を。
試合は再開したものの熊本の試合会場はまだ使えず、
熊本は22日、復帰後初のホームゲームを
遠く離れた千葉県の日立柏サッカー場にて行う。
熊本の池谷社長がかつて柏に所属していた縁で実現したもの。
観に行きたいな。
おしまい。