James Brown / World (Part.1) c/w World (Part.2)
(King 6258) 1969

Soul Music 千夜一夜-James_Brown_Its_A_New_Day

またまた、日中は雨になった東京だが、
気温が下がったので蒸し蒸しするよりはまだよい。

今日のLunchは、
1969年、Billboard Soul Chart No.1の大ヒットを!
Georgiaではなく、西海岸の録音。
JB'Sとのギャラ絡みのもめ事が顕在化した時期よりは
録音は少し前のことなのだが、JB'sの連中は1人も参加してない。

転がるリズムのダウンテムポミディアムだが、
"What's Going On"的な、社会派ソング、
ミッド60'Sの公民権運動→ベトナム戦争という大きな流れに
世相が漂って居る時代の、正に異色作だが、
通常のゴリゴリしたファンクより今聞くと味わいは深い。

大ヒットしているにもかかわらず、
日本人で知らない人も多く、
そこらに、日本人Soul Fanというか
その時代の人々の限界もあるのだろう。
リアルタイムでない連中には
間違いなく支持される1曲と確信している。
LP/CDでは、裏表をまとめた、
いわゆるロングバージョンが聞けるが、
Part.2の部分に入って
転調をしながら展開する所は格好いい。

女性コーラスのあしらい方や
カッティングギター等々、
西海岸フレーバーも漂うナイスな造りだ。

ポイント ★★★★☆