あつみさんは、ニューヨークを基盤に活動するインディー系のロックバンド、”Robin's Egg Blue"のボーカリストです。
マンハッタンのウェストサイドにある、女の子に人気のカフェ、カフェラロに来ていただきました。
わたしはバナナチーズケーキと珈琲をオーダーしました。
あつみ:25公演しましたよ。でも行く前とその後で、気持ちが変わりました。
行く前は、やっぱり本拠地はニューヨークで音楽活動して行きたいと思ったけど、日本でやっていってもいいと思った。日本、全然いけてますよ。
わたし:というと?
あつみ:みんなの瞳がきらきらしてて、(地震の体験や価値観など)共有できるものがあるから、すぐわかり合えるし。
要するに、今回学んだのは、(音楽とかの)もの作りは自分次第で、どこへいってもできる、ってこと。でもツアー直後にアメリカのアーティストビザがおりたから、またしばらくはこっちで活動することになったけど。
わたし:アーティストビザ、おめでとうございます。
あつみ:ありがとうございます。
遅れて来るはずのアクターの麻里子さんがなかなか来ず、混んでくる店内の中、三人分の席を占領してるのが申し訳なくなり、場所を変更。
いったんカフェラロを出て,近所にある本屋の”Barnes&Nobles"のカフェで結局麻里子さんと合流。
女三人でのトークはまるで若草物語のよう(あたしが一番おねいさんよっ!!)
私:出身はどこ?
あつみ:神奈川です。
私:わたしはロビンズエッグブルーの曲を聴くといつもオペラのアリアを思い浮かべてしまうのね。この手のポップ系の曲としては全体が長いじゃない、
(それで物語性があって、緩急のメリハリや、クライマックスがしっかりある。構成が立体的、と言ってもいいだろう。楽器の間奏、イントロ、どれをひとつとっても音楽の大きな流れにぴたっとそうように巧みに設定されているのがわかる。だから一曲一曲が長くても飽きがこない。
ロック、ポップ系としてはかなり繊細な強弱も表現していると思う。あつみさんの歌唱力や、これらもろもろの要素が相まって、ロビンズエッグブルーのサウンドをより独自のものにしているな、といつも感心している。)
いったいどんな音楽の影響を受けて来たの? 好きなミュージシャンは?
あつみ:マイケル・ジャクソン。それから、バーバラ!
わたし:おお、バーバラ・ヘンドリックスね! 素晴らしーよねー。
バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)によるマーラーの歌曲、”さすらう若者の歌”より”恋人の婚礼の時”
まりこ:なに言ってんのよ、ヘンドリックスときたらジミヘン(ジミーヘンドリックス)でしょーが!!
オリジナルのジミー様では無いけど、わたしの好みでこれはどうよ!
あつみ:あの、そうじゃなくて、バーバラ・ストライサンド(Barbara Streisand)。。。
バーバラ・ストライサンド(Barbara Streisand 1942~) ニューヨーク、ブルックリン生まれの主にシンガー、女優、作曲家。女優として映画での代表作に”追憶”(1973) ”スター誕生”(1976)など。
一つの言葉に対する三者三様の発想がちがっていて、おもしろいというか、ぐちゃぐちゃと言うか。。。特に約二名は人の話を全然聞いてないですな。
私:他には?
あつみ:ビョークも。
ビョーク、Bjork(1965 アイスランド生まれ)シンガー、作曲家、女優等。個人的には、映画、”Dancer in the dark"での強烈な印象がある。
音楽家としては、クラシック系の作曲家、ジョン・タヴナー(John Tavener 1944~イギリス)らとコラボしてたりして興味がある。こちらがそれ。作曲はタヴナー氏。
つづく。