台湾華語と中国普通話の違い:単語① | いろいろあるけど、やっぱり台湾

いろいろあるけど、やっぱり台湾

下町グルメ、南国フルーツ、親日家の人たち、
繁体字の中国語、連日の雨、中国との微妙な関係…

わかったようで、よくわからない。
だから、やっぱり台湾はおもしろい!

 
台湾人同僚が作成した資料の中に、「單字dan1zi4」という言葉がありました。
 
漢字だけ見ると、「ひとつの文字」。
 
ところが、違うのです!
 
その文章の中で意味されてたのは、私達が作成している日中対照用語集の「単語」。実際には、二文字以上のものもたくさんあります。
 
「單詞dan1ci2」のミスかな、と思い確認してみると、そうではありません。台湾では、単語の事をこういうのだという答えです。
 
 
それ変じゃないびっくり
 
と、いつものようにくってかかる私(笑)
 
 
だって、中国では「单词dan1ci2」って言ってたから。台湾で使われている外国人向けの中国語教科書にもちゃんと「單詞」と書かれています。
 
 
 
試しに英文科出身の台湾人同僚に確認してみても、英単語は「單字」。
 
えー、一文字じゃないじゃんびっくりびっくりびっくり
 
と食い下がる私(笑)。彼女が決めたわけではないので、食い下がられても困りますよね。
 
 
日本語の単語もやはり「單字」。この画像は台湾大学日本語学科のサイトからタウンロードしたものです。
 
 
 
 
中国では単語の事を「词」だけで表すこともあります。単独の「词」だから「单词」というのは、とてもわかりやすかった。新出単語は「生词sheng1ci2」ですね。
 
台湾では、文字がいくつ続いても「單字」。新出単語は「生字sheng1zi4」です。「單詞」「生詞」は、どうも外国人向けの教科書専用のようです。
 
 
実は、単語の概念を中国語に持ち込もうとすること自体に無理があるのですが、長くなるので、その話はまた次回に枝豆
 
(続きます)