台湾華語と中国普通話の違い:お父さんお母さん | いろいろあるけど、やっぱり台湾

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下町グルメ、南国フルーツ、親日家の人たち、
繁体字の中国語、連日の雨、中国との微妙な関係…

わかったようで、よくわからない。
だから、やっぱり台湾はおもしろい!

 
 
久しぶりのこのシリーズ。今日は、私自身が長い間誤解していた事をご紹介します。
 
大学時代に中国語を専攻していた私ですが、その頃習っていたのは、もちろん中国の普通話。そして、台湾人の友人が話す中国語(その頃「華語」とは呼ばなかった)が、私の勉強しているものとちょっと違うことを、面白がっていました。
 
一番印象深かったのは、媽媽をma1ma1と発音すること。中国の普通話では、二音節目が軽声になるのに、台湾ではどちらも第一声なのです。それから、台湾では中国に比べて軽声が少ない、という原則も学びました。だから、私の中では、台湾では、こんな風に発音するのだろう、というルールが勝手に出来上がっていたのです。
 
爸爸ba4ba4
媽媽ma1ma1
哥哥ge1ge1
姐姐jie3jie3
弟弟di4di4
妹妹mei4mei4
 
ところが!
 
それから、実際に台湾で暮らし始めると、驚いた事に、緑文字の発音をする人は誰もいない!
 
じゃ、どう発音するのかというと、
 
ぜ~んぶ、一声+一声!
 
両親は、「爸爸媽媽ba1ba1 ma1ma1」と4つ第一声が続くし、弟弟di1di1 妹妹mei1mei1だし、阿姨a1yi1、爺爺ye1ye1だし…。
 
ま、とにかく、親族の言い方がほとんど第一声なのです!!!
 
 
でも、辞書のピンインは、次のように中国普通話と同じ。
 
 
 
 
台湾人同僚に聞いてみると、辞書に書かれている通りに発音すると、まるで教科書を朗読してる感じで落ち着かないんだとか。
 
 
声調で苦労した経験のある方にとっては、中国語のハードルがぐ~んと下がる例かもしれませんね、笑枝豆
 
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