共榮橋 | 道にあるちょっと古いもの

道にあるちょっと古いもの

トンネルや橋など、ちょっと古めの道路構造物を訪ねた記録

【名称】共榮橋(きょうえいばし)
【所在地】香取郡多古町井戸山/北中
【竣工】1956(S31)年1月(銘板より)



2011年2月6日訪問

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

この日は、飯土井橋から栗山川の右岸を上流に向かって散策していた。手段は自転車。そして最初に現れた古橋がコレ。チープな欄干と華奢な橋脚が良い感じ(笑)
川下側(南側)より。

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

この様子だと、車両の通行はちょっと難しいかな?東側のアプローチ。

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

西側右の銘板。最初はなんと書いてあるのか読めなかった(^-^;

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

つづいて左。こちらは字体こそ普通だが、やはり読みにくい(;´д`) おそらく昭和31年で正解だと思うのだが…

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

やはり、この幅では軽自動車でも厳しいだろうなぁ。小型の農業機械なら通れそうだが、アプローチの坂がちょっと急すぎるか。
地図で見たとき、これだけ橋が沢山架かっているのは、輸送用の車両や農業機械の通行の便を図るためだと思っていたのだが、実際に行ってみると歩行者専用としか思えない橋が多かったのが意外だった。日常の野良仕事で田んぼへの行き来に利用されているのだろうか?

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

さて、これが東側から見た姿。

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

東側右の銘板。これをみて橋の名前が判明。「きょうえいばし」ね。それを踏まえて、さきほどの銘板を見てみると…

$道にあるちょっと古いもの-共榮橋

赤線で補足したような感じか?「は」の字は変体仮名だろう(濁点付)。
自宅に帰ってから落ち着いて写真をじっくりながめ、線をなぞってみて、ようやく解決(・∀・)スキーリ

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

続いて左側の銘板。こちらの「三十」も(恥ずかしながら)なんという字体なのか知らないが、時々見かける「世」に似たヤツ(^-^;

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

さて、右(上流方向)を見てみると、2トラックのあぜ道が続いている。今度はこっち(左岸)を進んでみることにする。

道にあるちょっと古いもの-共榮橋

上流方向から振り返ってのショット。この日も昼間グダグタしてもう時計は3時を回っていた。どこまで進むことができるだろうか?

あれっ、そういえば、以前にも似た名前の物件があったなぁ。共に竣工時期が高度成長期、まったくの憶測だが、この頃は橋やトンネルのような交通インフラはレジャーよりも産業振興という感覚が強く、こんな名前が好まれたのかも、、などと推察してみた。これが、一転して平成の観光地になると、あんな名前が好まれるようになったということにすると筋が通る。我ながら尤もらしい説になったぞ(笑) いや、あくまで憶測だけどね憶測 (^-^; 地域特性もあるだろうし。