皆さんからの温かい応援をいただいた ピレ・バニ・ゴル の3匹は頼りがいのある大型犬経験のある方の素晴らしい環境のお家の子として引き取られることになりました

急を要したために・・・友人のご主人のクルマに乗って日曜日に新しいお家に旅立ちました

この件に関しては3頭一緒にというありがたいお申し出に対していろいろな不安もありました ヘタレな3頭といえどもすでに「群れ」・・・先住犬との関係を考えると大変であること

以前は友人がすべての子たちの世話をほぼ一人でしていたに違いないのだが・・・それがいつの段階から手が回らなくなったのかも今の本人の話を聞いていてもよくわからないこと

ピレにおいてはアレルギーと言われて長年治療を続けていたらしいけど現段階で胴部分にコートが無かったこと 不安材料はいっぱい

それでも「大丈夫 」と名乗り出てくださった勇気ある里親さんです

しかし いざ・・・迎えてみたら3頭の現状は想像をはるかに超越していたのでしょうおまけに飼い主にいきなりおいて帰られたという状況が呑み込めない3匹は初日から里親さんの手を煩わせ・・・心を萎えさせ・・・自信を失わせかけました 

蓋を開けてみれば基本であるワクチン・フィラリア予防もされておらず・・・友人である私でさえ憤りを感じるとともに「なんでもっと早くSOSを出してくれなかったの 」と悲しくもなりました 今里親さんは彼らの身体と心のケアに加えて先住犬の子とのかかわりも含めて奮闘中 私は遠い場所で申し訳ないと思いながらも応援するしかありません

 でも考え方を変えれば「この子たちのために・ほかの子たちのために・・SOSを出してくれてありがとう」・・・そう思うことにしました

言いたいことも山ほどあると思います・・・でも3頭には何の罪もありません・・・皆さんがきっと心配してくださっているはず・・・なのでご報告も兼ねて私がちょっとだけ様子を皆さんにお伝えしようと思いました さっそく健康診断を兼ねて獣医さんにも連れて行ってくださいましたピレとゴルは 幸いにもフィラリアは陰性 きっとそれまでドキドキだったことでしょう 続くはバニの健康診断だ

3頭はみなたれ耳・・・もちろん耳は外耳道炎・ピレの皮膚炎も道のり長そうですがコツコツと治療とケアが必要です・・・ピレ独特の狼爪も長い間カットされず・・・

我が家のジェイも6歳半で里子に迎えた子です・・・おそらく幼少期からフードなんていうものは口にすることなく・・・我が家に来た当初は今飲まなくちゃいつ飲むの というほど水に執着し~排泄のしつけも全くされていなくて家の中すべての場所でトイレ もうこれは笑い飛ばすしかないと毎日のブログで「本日の汚したカーペットピースの数」を発表してたっけ カリカリフードを食べていないから6歳なのに歯は殆ど歯石で覆われ・・・右耳は耳血腫の放置のためにダゴダゴにゆがみ耳からは溶岩のように膿があふれ出ていてきれいに掃除してもただれは治らず しっぽは狭いケージに閉じ込められていたため自傷行為で半分が食いちぎられ・・・でも・・・ジェイの画像をジェイの表情を目を見たときにこの子ならいけると思ったんです

 

 我が家にやってきてから耳の膿は緑膿菌であることが検査で判明 耳道を切除する手術を受けましたが残した耳介にも緑膿菌ははびこり・・・一生お付き合いしていくことになりました 歯石もその手術の時にとっていただきました

一度も外に出たことが無く・・・アトム兄ちゃんが庭のパトロールの手順やお散歩の仕方を嬉しそうにジェイに教えていたのを思い出します

ニーナに至っては8歳過ぎてから我が家にやってきましたとっても美人なニーナだけど腰には人間のこぶし大の脂肪腫を抱えています 避妊もしていないけど年齢を考えて・・・手術はせず  いろいろな事情から何軒かのお家を経由して・・・「結構やらかす子だけどそこの家なら大丈夫だよね 」という根拠のない理由でした ニーナの画像の表情を見たときにやっぱり「この子ならいける 」と感じたんです・・・そりゃ~また一から教え直し 家の中のありとあらゆるものを高い場所からでも立ち上がって落としていたずら お散歩に出れば引きが強すぎるし・・・何より女帝レイさんとの相性も不安だったけど・・・これまでの10年我が家に出入りする保護犬の子たちやジェイを見ていてニーナのことを会った初日にすでに手下として認めてくれた それでも毎日のいたずらをブログのネタにするのが楽しかった~

 成長とともに心の広くなったレイさんなのに・・・ルチルのことはどうもお気に召さなかったらしい そばに寄ればガウガウと脅しニーナを取られた感があったのかニーナと遊ぶ時にはルチルを絶対に仲間はずれにしていた ルチルは遺伝ではないものの幼少期の生活の影響 で腎臓の機能が悪く・・・これまた一生もんとなる腎臓食とのお付き合い もちろんまた毎日2回ずつのカーペットのお洗濯の日々が続きました ルチルは最初からニーナにべったりでまるで親子のようにニーナはルチルの面倒を徹底的に見てくれました

我が家の女帝であるレイさんがルチルが手術に行く前日に初めて一緒に遊んでやるわ と2頭で嬉しそうにはしゃぎまわるように・・・おかげで退院してきてからも相変わらず仲良くワンプロしています ここまで来るのに苦節5か月・・・長かったような短かったような

父さんいわく「お利口さんになる手術」を受けたはずのルチル・・・傷口を気にすることもなく いたずらもせず お留守番の間にトイレの失敗も無く ・・・日々元気に復活  夕べは夜中に父さんのスリッパのかかとをかじって・・・今朝起きてきた父さんは「やっぱりお利口さんになる手術じゃなかったんだな・・・ 」と苦笑い でもそうじゃなくっちゃっ て思っていそうな父さんの顔に母は内心ほっとしたのでありました

里親さん頑張れ 先住ワンも頑張れ 3頭も頑張れ 応援のポチっとよろしくお願いします