新種の地中棲トカゲ=モビー・ディック・トカゲを発見―マダガスカル | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

 ↓ AFP(2013.1.16) より


マダガスカルで発見された新種の地中生トカゲが、ひれのような前足と白い皮膚

から、ハーマン・メルヴィル(Herman Melville)の小説「白鯨」に登場する白い

マッコウクジラの名前を採って「モービー・ディック(Moby Dick)」と名付けられた。

フランス国立科学研究センター(National Centre for Scientific Research、

CNRS)が15日、発表した。


 

 ↓ Spiecies New to Science より(以下2点)


パンデモニウム-Sirenoscincus mobydick 01


CNRSによると、マダガスカル北西部の乾燥した森林地帯で発見されたこの

トカゲ、学名「Sirenoscincus mobydick」は、両生類、爬虫(はちゅう)類、ほ乳類、

鳥類の解剖学的特徴を併せ持っているという。

地中に生息しているために皮膚の色素がなくなり、目はほぼ失われていた。

また、前足は残っているものの、後ろ足は完全になくなっている。

発見は、フランス、マダガスカル、米国、ドイツの研究者らが昨年12月にフランス

の学術誌「Zoosystema」で発表した。

 

 

「Sirenoscincus mobydick」は、爬虫綱有鱗目トカゲ科Sirenoscincus(ニンギョ

トカゲ)属に分類されます。

和名らしきものは付けられていないようですが、白鯨は「モビー・ディック」の方

が一般的でしょうから(モービーでなく)、モビー・ディック・ニンギョトカゲか

モビー・ディック・トカゲといったところでしょう。

 

地中棲ということからミミズトカゲやメクラトカゲの仲間かと思いましたが、トカゲ

科です。

上記画像のAは全体を横から見たところですが、身体を蛇行させ地中を進み、

前肢(同D)は穴を掘る役には立っていません。

 

近縁種にヤマギシニンギョトカゲ(学名:Sirenoscincus yamagishii)がいますが、

こちらもマダガスカルに生息しています。

本種は名前の通り、記載命名者が日本人です。

 

 

 ↓ ヤマギシニンギョトカゲ  こちらは前肢に指が確認出来ます。


パンデモニウム-ヤマギシニンギョトカゲ01

 

 

参考記事:「カンボジアで新種のメクラトカゲを発見」

 

 

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