ニョロニョロ画像注意!! ヽ(゚◇゚ )ノ
↓ ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト より
ニュージーランド北部の沖合、水深約1200メートルの泥質の海底で見つかった
多毛類。
虹色にきらめく体表面の鮮やかさとは対照的に、口元は獰猛な捕食者そのもの
で、あたかもホラー映画に登場する異生物を思わせる。
発見したのはニュージーランド国立水圏大気圏研究所(National Institute of
Water and Atmospheric Research)のチーム。
海底火山が多いケルマディック海嶺の4つの深海領域、合計約1万平方キロを
3週間にわたって調査し、さまざまな生物の姿を記録した。
海底には山脈や大陸斜面、峡谷が広がっているほか、熱水噴出孔が多数存在
し、火山由来の熱水やガスが放出されている。
チームを率いた生物学者マルコム・クラーク(Malcolm Clark)氏によると、今回
の調査ではエボシガイやイガイの仲間など既存種に加えて、新種の可能性が
ある個体もいくつか発見されたという。
「この4つの深海領域には多種多様な生物群集が生息すると予想していたが、
それを確認することができた」とクラーク氏は語る。
研究が進む深海の生態系についてクラーク氏は、「人の目に触れる機会が
少ない分、関心が払われることもあまりない。底引き網漁や鉱物採掘などの
人間活動による深刻なダメージを防止するためにも、どのような生物が生息し、
それらが環境の変化から受ける影響を知る必要がある」と話している。
多毛類(環形動物門多毛綱)は、ゴカイやイソメ、ウロコムシなどの仲間です。
環形動物の名の通り、多数の体節から成る細長い胴を持ちます。
幅広い環境に適応し、既知種も多いですが、海底の岩、砂、泥に棲む底生
生物(ベントス)の為、未発見の種も多い動物群と云われています。
参考記事:「新発見・メキシコの熱水噴出孔 その4:チューブワーム」
「『世界の果てまでイッテQ!』 ゲテモノ祭り」 沙虫(シャーチョン)
「『世界の果てまでイッテQ!』 海の生き物」 イバラカンザシ
「海洋生物のセンサス:新種の報告 その2」 スキッドワーム
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