↓ ナショナルジオグラフィック公式日本語サイト より (黄色字は筆者)
ふわふわした“毛皮のコート”はヒマラヤに似合いそうだが、
“イエティクラブ(雪男ガニ)”の異名を持つキワ・ヒルスタ(Kiwa hirsuta)は
南太平洋、イースター島沖水深約2400メートルの熱水噴出孔近くで動き回って
いるところを2005年3月に発見された。
甲殻綱十脚目(キワ科キワ属)
体長15㎝程で、目は退化しており、恐らく視えていません。
熱水噴出孔の周りで生活しています。
パドルのような剛毛で泳ぎ、頭部に触手を持つこの生物を発見して頭をかかえ、
当初は命名をあきらめてそのまま“スキッドワーム(squidworm、イカムシ)”と
呼んでいた。
体長10センチほどのこの新種は2007年に東南アジア、セレベス海の水深
約2800メートルで無人探査艇によって発見され、後に環形動物門、多毛綱の下に
新しい科が設けられた。
多毛綱は、ゴカイやイソメ、ウロコムシ
の仲間です。
カサゴ目ウラナイカジカ科のニュウドウカジカ。
シドニーのオーストラリア博物館によると、この個体は2003年にニュージーランド
沖で行われた「海洋生物のセンサス(Census of Marine Life: CoML)」の調査で
発見された。
丸く膨らんだ大きな頭部と柔らかい皮膚を持つことから、
英語では“頭が膨らんだカジカ”(fathead sculpin)と呼ばれ、大西洋、インド洋、
太平洋の水深100~2800メートルに生息している。
彼は、その風貌からだいぶ有名になりましたね。 (^ω^)
今回、まとめて新種の報告がされましたが、これまでもその時々で発表は有り
ましたので、ニュウドウカジカやキワ・ヒルスタの様に知られた存在も含まれて
います。
サンゴ礁に生息する、毒を持つキイロイボウミウシ(学名:Phyllidia ocellata)
腹足綱裸鰓目イボウミウシ科タテヒダイボウミウシ属
これは新種ではなく、既知種です。
しかし、ウミウシは数㎝の種が多く、ここ数年でダイバーの注目度も高くなった
為、新種が続々と発見されています。