ドローリーフテーブル
ドローリーフテーブルの原形は16世紀後期のエリザベス朝に登場し、
伸長式のテーブルで、ドロワーリーフとも呼ばれます。
主天板の下から、左右二枚の天板を引き出すことにより天板のサイズが変わり、
リーフを引くことからドローリーフ(Draw Leaf)と呼ばれています。
サイズも大きかったようです。
17世紀中頃まで良く作られましが、その後はその伸長式の構造が
色々な家具に応用されるばかりで、ドローリーフテーブル自体はあまり作られなくなりました。
ただ1900年代に入ると、折衷様式の流行とともにリバイバルし、
当時の住宅環境に合うようサイズダウンされた物が作られるようになりました。
ドローリーフテーブルは大きく2本脚タイプと4本脚タイプに分けられます。
2本脚タイプ
4本脚タイプ
デザインも、彫刻が施されているカーブドタイプ、シンプルなプレーンタイプ、
優美な曲線の猫脚が美しいクイーンアンタイプ、らせん状旋盤細工の
ツイストレッグタイプ等、バラエティに富んでいます。
今でも、根強い人気のドローリーフテーブル。
自分だけのお気に入りを探すのも、また楽しいのではないでしょうか。