インテリアコーディネートの専門知識をもつアンティークコンシェルジュと、経験豊富な熟練した修復士の常駐する安心・信頼できるお店です。


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2016-12-08 16:54:56

12月のパンカーダ田園調布

テーマ:パンカーダニュース

小春日和から急に冷えて。
風がふいて、やんで。
またちょっと暖かくなって。
そして、窓がひんやり白く曇る朝が増えていく。

 

行きつ戻りつを繰り返しながら、季節は確実に冬の真ん中に向かっています。


クリスマスを迎えるこの時期、年末年始をとおしてパンカーダではちょっとしたイルミネーションを愉しみます。

 

今年はバードケージのシャンデリアを中心としたサーカス風。

シャンデリア脇には冬らしいプランツを吊り下げて。

 

 

 

ふわふわ、くるくると垂れ下がるエアプランツのウスネオイデス

ころんと赤い実の山帰来

深く、きれいなグリーンはヒムロ杉

 

 

とりどりの自然な色味は、アンティーク家具のもつ深い古艶と良く合って、いつまでも眺めていたくなりような気持ちにさせてくれます。

 

 

店内には、メンテナンスが終わり、まだサイトではご紹介できていない家具もございます。


皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

 


by N

パンカーダ田園調布
大田区西嶺町15-10 4階
OPEN:12-18時
CLOSE:水曜日

*パンカーダ自由が丘は完全予約制です。
(通常は閉まっています)

 

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2016-11-17 11:00:00

遅く起きた朝に:ハウス&ガーデン誌のレシピでつくるブルスゲッタはいかが

テーマ:暮らし・生活
英国を代表するインテリア雑誌、House & Garden/ハウス&ガーデン。
 
優雅でクラシカル、それでいてどこか新しいインテリアや暮らし方を提案しており、とても人気の雑誌です。他の国でも違うバージョンで発刊されていますが、おそらく英国判が一番認知されていのではないでしょうか。
 
 
ウェブサイトも充実していて、コンテンツもざっと見るだけで「ベッドルームのアイデア」「ベストな壁紙一覧」「休日の提案」「シャンパーニュ・エッグノックのレシピ」等々、素敵な暮らし方の提案が満載。
 
今日はその中から、「APPLE, GORGONZOLA AND PANCETTA BRUSCHETTA/アップル・ゴルゴンゾーラとパンチェッタのブルスゲッタ」を試作です!

1:フライパンでパンチェッタをじっくり炒め、油をだす。
 
 
2:キツネ色になったら、キッチンペーパーに置いておく。
 
3:パンチェッタからでた油で、パンの両面をこんがり焼く。
 
 
4:焼けたパンをお皿に置き、フライパンは少し冷まして、無塩バターとオリーブオイルをしく。
(ゴルゴンゾーラチーズと、パンチェッタの塩気が強いので、バターは無塩がおすすめです。)
 
5:そこで、薄めに切ったリンゴを焼く。
 
 
6:パンの上にリンゴ、ゴルゴンゾーラチーズ、ロケット(ベビーリーフでもOK)、パンチェッタを彩りよくのせて完成。
 
 
リンゴの香りとチーズの臭み、パンチェッタのコクが一体となって、なんともいえない美味しさ。遅く起きた朝にぴったりの、おしゃれなブランチが出来上がりました。
 
インテリアだけではなく、美味しい食事も楽しんでこそ、暮らしの達人。
 
皆様もぜひ、お試しください。
 
 
House & Garden オフィシャルサイト(英語版)
http://www.houseandgarden.co.uk/
 
APPLE, GORGONZOLA AND PANCETTA BRUSCHETTAのレシピ(英語版)
http://www.houseandgarden.co.uk/recipes/breakfast-brunch/apple-gorgonzola-pancetta-bruschetta
 
by N
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2016-11-10 11:00:00

心和む古民家カフェ・蓮月

テーマ:久が原・鵜の木散策

パンカーダ田園調布、最寄りの駅、久が原。

 

その東急池上線沿いの名刹、池上本門寺のすぐそばに、素敵な古民家カフェがあります。

 

 

 

 

名前は「蓮月(れんげつ)」。

 

 

 

かつてはお蕎麦屋さんだったという、昭和初期に建てられた木造二階家は、古き良き日本の佇まいそのままに、誰もが思わず足をとめるような風格をもっています。

 

 

 

内部は、昭和の意匠をそこここに残しながら、素敵なカフェとして営業中。

 

 

 

かつてはお蕎麦をうっていたのでしょうか、お店の真ん中にある屋根がついた小さな家のような場所は、今はスタッフの優しいおにいさんが薫り高いコーヒーを入れる場所になっています。

 

 

 

店内奥にはご年配の団体様。

 

テーブル席にはパソコンをたたくおひとり様。(フリーWiFiです)

 

なにやら書き物をしている方。

 

仲良さげなカップル・・・。

 

 

 

それぞれが、それぞれの居場所をみつけたように寛いでいました。

 

 

ランチの豆カレーも魅力的でしたが、今日は「よくでますよ~」と、お鬚のスタッフの方、お勧めのレモンケーキをいただきました。

 

 

 

 

・・・和菓子のような形が可愛らしく、外はカリッと、中はほろっと。

他のケーキもきっと美味しいんだろうな、と思わせる、誠実なつくりのお味でした。

 

 

 

 

店の奥には庭が広がり、自然光が柔らかく差し込んでいます。

 

 

 

 

高い天井、とまった時計。

 

 

 

 

いつまでも居たくなる。

 

一人で来たくなる。

 

そして、きっと誰かを誘いたくなる。

 

 

 

 

そんな特別な場所。

 

 

 

 

池上散策にお越しの際には、ぜひ行ってみてください。

 

 

 

そして、久が原下車徒歩5分、パンカーダ田園調布でお待ちしております。

 

 

古民家カフェ 蓮月 オフィシャルサイト

http://rengetsu.net/

 

by N

 

 

 

 

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2016-11-03 09:00:00

東京の天空で体験するフランスの18世紀 マリーアントワネット展

テーマ:美術館・博物館巡り
六本木ヒルズ52階、森アーツセンターギャラリー。
 
 
そこで、今話題の「マリーアントワネット展」が開催されています。
夕暮れが早くなってきた秋の日に、行ってみました。
 
平日の半端な時間にもかかわらず、たくさんの人。
そして、約8割が女性。あらためて、マリー・アントワネットの人気に驚かされます。
 
 
展示内容の詳細の説明は省きますが、今回の展示の目玉のひとつ、居室の原寸大展示については、家具屋としてお伝えしなければいけません。

ヴェルサイユ宮殿、王妃のプチアパルトマンの居室を再現する、というこの企画。そこの居室部分のみ、撮影がOKでしたので、画像と共に家具をご紹介いたします。
 
基本的には展覧会のキャプションどおりですが、一部アンダーライン部分を加筆させていただきました。
 

 
 

寝台
作者不詳(パリ)
1788年頃
マホガニー、マホガニーの化粧板、ブナ
ヴェルサイユ宮殿美術館
 
 
 
ギヨーム・ベンヌマン(1750-1811)
ジャン・アンリ・リズネール(1734-1806)
の原作に基づく
整理箪笥
1788年 マホガニー、マホガニーの化粧板、
ブロンズ、金鍍金 白大理石 
ヴェルサイユ宮殿美術館
 
 
*金鍍金、とは金メッキのこと。通常のアンティーク家具ですと、オルモルというと真鍮ですが、さすがにこのクオリティですと金メッキ。コーナーの装飾はアカンサス、そして垂れ下がる葉と実。実は無花果のようにも見えますが、葉はオークの一種のような気もします。象徴的なものを組み合わせたのかもしれません。
 
 
 
 
暖炉用衝立
ジョルジュ・ヤコブ(1739-1814)
ブナ 彫刻 塗装 緑色のダマスク織りの張地
シャンドバタイユ城、ジャックガルシアコレクション
*貴婦人の暖炉にはやはり、暖炉用衝立・ファイヤースクリーンが必須。金物で出来ているものもありますが、やはり室内のイメージに合わせたファブリックが、上等なインテリアだったのでしょう。
また、素材は「ブナ」。アンティーク家具的には高級素材とはいいがたいブナ(ビーチ)材ですが、このような塗装の品物であれば、最高級品にも使われていたことがわかります。
 
 
 
スツール
ジョルジュ・ヤコブ
1788年 ブナ 彫刻 塗装 緑色のダマスク織りの張地
ヴェルサイユ宮殿美術館

*奥にある「王妃の肘掛け椅子」とセット。当時流行の「エトルリア風」の意匠でまとめられており、「パルメット」の装飾が施されています。パルメットは棕櫚(ナツメヤシ)をモチーフにしたといわれる文様で古代メソポタミアやエジプトでは聖樹とされました。生命力や繁栄のシンボルともされます
 
 
また、写真撮影はできませんでしたが、「ランブイエ城の乳製品加工所の椅子(1787年マホガニー材)」などは、ギリシア風でありながら格子モチーフをもつ、とても個性的で美しいデザインの椅子でした。
狩りが好きなルイ16世が、ランブイエの森に囲まれた14世紀の城館を買い取ったものの、そこでの暮らしに退屈したアントワネットのために「レ・レトリー La Laiterie」という酪農場をつくらせ、そこに置いたといわれる家具です。
 
個人的には、先ほどの居室の家具よりも、ずっと興味深く感じました。
 
 
 
最後には、お約束のミュージアム・ショップ。
 
そして、出口を一歩踏み出すと、目の前に広がる大都会。
 
 
 
急に現実に戻されたような、余計に今まで過ごした時間が深く印象的に思えるような感覚に陥ります。
 
あまりにも波乱に満ちた、一人の女性の物語。
ひとときのタイムトリップを、どうぞご体感ください。
 
 

マリーアントワネット展
2017年2月26日まで
http://www.ntv.co.jp/marie/

by N
 
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2016-10-25 11:59:10

ボンシック Vol.14に掲載されました

テーマ:パンカーダニュース

主婦の友社発行のボンシック。


アンティーク家具やエレガンス系インテリアを柱としている、数少ないインテリア雑誌です。パンカーダも以前からお付き合いさせて頂いております。

 

 

今回は「おすすめのANTIQUE SHOP」特集で、ボンシック倶楽部会員のK様にご推薦いただいての掲載となりました。

 

 

後半のインフォメーションページや巻末でも紹介されておりますので、ぜひ書店にてご覧になってみてください。


発売は本日、10月25日。

 

いつまでも手元においておきたくなる、美しい雑誌です。

 

また、この場を借りまして、パンカーダをご推薦くださったK様、誠に有難うございました。

 

 

by N

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2016-10-21 11:05:07

ギャラリー パンタレイ・クラフト&アーツ

テーマ:久が原・鵜の木散策

こんにちは。

 

修復士Sです。

今日は、僕のとっておきのギャラリーをご紹介します。

 

以前当店からもお買上げ頂いたアンティーク家具がならび、

店主の鈴木様オリジナルのアクセサリーが所狭しとディスプレイされている

不思議な空間。

 

ギャラリー

パンタレイ・クラフト&アーツ。

 

 

入口の扉を開きますと

たくさんのアンティーク家具が什器として並び、

その中に金工職人でもいらっしゃる店主の鈴木様の制作による装飾品、

お知り合いの切子職人の方による硝子器などが輝いて、

たくさんの光が飛びまわっておりました。

 

飾りや什器として置かれているものや使われている椅子やテーブルなども

興味深いものであふれております。

水晶や

原石などもご覧いただけます。

 

珍しい水晶もございます。

こちらの水晶は大昔、落雷を受けてなお、長い年月をかけて

結晶を続けた長い記録が閉じ込められた貴重な水晶です。

始めて鈴木様のお会いした時にも見せていただいた思い出の水晶です。

 

 

こちらは貴石など調べる机としてお使いになっている

丁寧なカーヴィングが施されたオークのテーブル

 

工房にもお邪魔いたしました。

当店の家具に使われている当時の取っ手金具の修復で

たびたび相談させていただいております。

鈴木様は、とても昔の伝統技法や素材を研究なさっているので、

その当時の素材や技法などを調べていただき、

出来る限り忠実に近づける修復方法を一緒に考えていただいて毎回助けられております。

 

お店を出る時に目に入るギルディングの時計

今回ご紹介できなかったものがまだまだ沢山ございました。

 

石や金属、伝統技法と先端技術、

古典と現代芸術が閉じ込められた空間です。

ご興味がございましたら、

ぜひお立ち寄りいただきたいと思います。

 

 

パンタレイ・クラフト&アーツ

東急池上線 池上駅より徒歩7分

12:00-19:00(店舗は土・日のみ営業)

オフィシャルサイト

http://pantarhei-craft-arts.com/

 

現在展示の情報や猫店長をはじめ、猫スタッフ達の詳細などは

https://twitter.com/pantarheicraft7

にて公開中です。

 

 

気になるものひとつひとつお話をしていただきました。

鈴木様、奥様。

撮影のご協力いただき有難うございました。

これからも宜しくお願いいたします。

 

 

 

by S

 

 

 

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2016-10-13 11:00:00

すべての野心の目指す結末

テーマ:季節の話題

10月ももう半ば。

 

イングランドではすっきりと空は高くなり、

 

 

初旬はまだまだ暑かった東京も、ようやく名実ともに秋の空気に包まれています。

 

 

今日は、「秋」に関する格言をちょっとご紹介いたします。


「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから。」という言葉で有名な、イングランドのSamuel Johnson/サミュエル・ジョンソン(1709-1784)の秋に関する格言。

 

No man can taste the fruits of autumn while he is delighting his scent with the flowers of spring.

春の花々の香りを楽しみながら、秋の果実を味わうことはできない。


・・・そうですよね、ごもっともです。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」と似たような意味合いでしょうか。

 

 

 

一方で、フランス人で著作「異邦人」で有名なAlbert Camus/アルベール・カミュは、こんな言葉をのこしています。

 

 

Autumn is a second spring when every leaf is a flower.
全ての葉が花となる、秋は2度目の春。


・・・さすがにロマンティック・・・!
紅葉が美しいリュクサンブール公園が目に浮かびます。

 

 

 

 

そして、最後にもうひとつ、秋とは関係ありませんが、サミュエル・ジョンソンの有名な言葉を。

 

To be happy at home is the ultimate result of all ambition, the end to which every enterprise and labor tends,and of which every desire prompts the prosecution.

我が家で安らかな幸せを味わう。それがすべての野心の目指す結末である

 

 


秋の夜長、我が家でゆっくりと寛ぐ。

 

 

18世紀イングランドの文学者にいわせれば、それはどうやら全ての欲望の目指すところのようです。

 

 

 

 

・・・さあ、全ての欲望の為に。


英国アンティーク家具で、秋の寛ぎの我が家を設えてみてはいかがでしょう。

 

 

パンカーダで、お待ちしております。

 

by N

 

 

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2016-10-06 11:00:00

バチェラーズ・チェストとは

テーマ:アンティーク豆知識

Bachelor /バチェラーとは英語で未婚男性、独身男性のこと。
語源は古いフランス語の「若い騎士」からきているといいます。

 

 

バチェラーに関しては、例えばこんな言葉があります。


「バチェラーズ・パーティ/Bachelor's Party」
結婚式前夜、独身最後の夜をたのしむパーティのこと。
(・・・内容は言わずもがな、ですが・・・)

 

 

「バチェラーズ・ジャム/Bachelor's Jam」
強い蒸留酒と少しの氷砂糖を密封ビンにいれ、フルーツを漬け込むお酒のこと。
(手間いらず、ですね♪)

 


そして、「バチェラーズ・チェスト/Bachelor's Chest」。

 

小型のチェスト・オブ・ドロワーズの一種で、英国では17世紀後半からみられるようになりました。一般的には天板下にスライドして収納できる拡張天板をもち、そのうえで書き物をしたり、服を整えたりするのに使用したようです。

 

「未婚男性のチェスト」というだけに、何でも手元でさっとすませてしまおう、という感じだったのでしょうか。


素材はマホガニーやウォールナットが多く、一部にオーク材もみられます。足元はバンフット、もしくはブラケットフットが多いようです。

 

こちらはV&A所蔵のもの。
1700-1730年製造、ウォールナット。天板が手前に開いて大きくなるタイプのようです。

 

 

こちらは18世紀のチッペンデールスタイル、バチェラーズチェスト。
素材はマホガニー、ブラケットフット。

 

 

 

 

 

後年には天板が手前から後ろにぱかっと開いて、そのままドレッサーになるようなタイプも出てきたようです。


パンカーダにも、エドワーディアンのバチェラーズ・チェストがございます。

 

 

 

 

美しいウォールナット、そして足元はお約束のブラケットフット。

 

 

現代の独身貴族のみなさま、おそばに置いてみてはいかがでしょうか?

 

 

by N

 

 

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2016-09-29 09:00:00

現実と虚構の狭間 ダリ展

テーマ:美術館・博物館巡り
9月の長雨のあいまをぬって、国立新美術館で開催中の「ダリ展」に行ってまいりました。
 
 
故黒川紀章氏の渾身の作ともいえるドラマティックな空間は、展覧会の前にじゅうぶん気持ちを高めてくれます。
 
 
 
 
さて、「過去最大規模」と銘打つ「ダリ展」。果たしてどう楽しませてくれるのでしょうか!
 
 
 
 
多くの名作が並んでおりましたが、今回個人的に一番印象に残ったのは・・・
 
 

「奇妙なものたち」1935年。
 
 
シュルレアリスムに時代に描かれ、「形態学的なこだま」がいかされた作品。ダリらしさ満載の傑作ですが、現物を目にして驚くのは、その色彩。写真集や画像では表現しきれない、燃えるような赤が目を刺します。一瞬「発光する仕掛けでもあるのでは?」と思うほど。
 
現実と虚構の狭間を描いたような、ちょっとした悪夢のような印象的な作品はその色彩とともにしばらく頭から離れそうにありません。
 

絵画のみならず、ルイス・ブニュエルとともに製作したショートフィルム「アンダルシアの犬」や、ダリがアートデレクターとして参加したヒッチコックの映画、「白い恐怖」の幻想部分などの映像が、展示会場を仕切って造られたミニ映画館のような空間で数か所流されており、飽きることなく展示を愉しむことができます。
 

展覧会の最後には、おなじみのミュージアムショップがしっかりと用意されております。
 
 
ちょっと面白かったのは、壁に取り付けられた、ぐるぐる回すタイプのガチャポンが用意されていて、1回1ダリ(300円)で回すとタマゴに入ったダリ・モチーフのピンバッチが出てくる、という仕掛け。
 
 
カプセルがタマゴ、というのも、ダリ好きにとっては「にやり」とする部分ですが、「1ダリ」のお札もなかなか素敵で、思わず2回も回してしまいました。
 

・・・多くの名作を見た後、最後に思ったのは「やっぱりダリは天才」という、まったくありきたりな感想。
 
 
 
自らの平凡さを嘆きつつ、とりあえずは今回の思い出として「奇妙なものたち」の残像と、ダリの有名な言葉を「胸の引き出し」にしまっておくことにいたしましょう。
 
「完璧を恐れるな。完璧になんてなれっこないんだから」
 
 

ダリ展・オフィシャルサイト
http://salvador-dali.jp/
 
12月12日までの開催です。・・・ぜひ!

by N
 
 
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2016-09-22 13:21:38

女王陛下の白鳥

テーマ:アイテム解説

白鳥・・・と聞いて、皆様はなにを思い浮かべますか?

 

水面を滑らかにすすむ優雅なシルエット。
長くしなる首と、純白の羽毛。
バレエの「白鳥の湖」そのままに、「美しい鳥」の代名詞。

 

 

そんな白鳥ですが、英国では「白鳥は全て女王陛下のもの」ということはご存知でしょうか?

正確には、「ほぼ」女王のもの、ということなのですが・・・

 

英国には「Swan Upping/スワン・アッピング」という儀式があります。
これは白鳥が食用とされていた12世紀からあるもの。

 

 

 

特別な食材であった白鳥は権力者のものとされていましたが、後に複数のギルドにも所有権が与えられるようになります。この所有権を分配する儀式がスワン・アッピング。

 

 

各ギルドの責任者と、緋色のお仕着せに身を包んだ王室で白鳥管理を担当する者(Swan Maker)が小舟に乗り込み、白鳥を捕まえ、数を数えて脚にリングをはめます。このリングによって、どのギルドの白鳥かを判別し、リングがない白鳥は女王陛下のもの・・・というもの。

 

 

 

毎年7月に行われるこの行事は、テムズ川における英国王室の歴史ある行事と言えるでしょう。

 

実は、白鳥の優美さは、家具の意匠にもその影響をみることができます。

例えば、白鳥のしなやかな首を思わせる「スワンネックペディメント」もそのうちのひとつ。

 

 

 

パンカーダにも、スワンネック・ペディメントを頭上に掲げたキャビネットがございます。

 

 

白鳥が向かい合うような優美なデザインは、白鳥を介して女王陛下の寵愛をうけているような幸福な錯覚をもたらしてくれるよう。

 

 

貴方のコレクションを納めるのにふさわしい、華麗で品格あふれるフォルムを是非ご覧ください。

 

参考サイト(英語版)
http://www.royalswan.co.uk/
http://www.thamesweb.co.uk/windsor/windsor1999/upping.html

 

by N

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