キック・アスのヒット・ガールは、
もう大きくなっちゃって、新しいキャリーなんだけど、
大きくなる前にも、怖い映画やってました。
それが、この映画。
哀しいヴァンパイアとでも呼びたい映画。
ハリウッドにありがちな、スエーデン映画の焼き直し。
いじめられっこオーウェンの住むアパートの隣に引っ越してきた、
奇妙な親子。
お父さんは、すっごい年取っていて、夜な夜な出かけて行くし、
女の子は、夜に公園で裸足で遊んでいる。
学校にも通っていないようだし、ルービック・キューブも知らない。
かわいいけど、なんか変な臭いがする。
子供だから正直に「お風呂入ったほうがいいんじゃない?」って言っちゃった。
翌日会うと、「どう、変な臭い取れた?」って。
二人は、どんどん仲良くなって行きます。
かわいいんだよね、二人の交流が。
ある時点で、男の子は女の子の正体に気付き、
お父さんかと思っていた人の、恐ろしい真実にも気付きます。
でも、この女の子を守れるのが自分だけとなった今、
なんとか逃がそうとするのですが。。。
最後の苛めの代償が惨い。
そして、最後の最後のシーンが、めちゃくちゃかわいい。
邦題にもなっている、モールス・コード。
アビーが"Hi"と言うと、
オーウェンは、"OX" (hugs and kisses) ハグ&キスと返します。
恋の逃避行。
この先、自分に起こる未来を知っているのにもかかわらず、
オーウェンは一緒に逃げることを選択します。
生活資金とかどうするのかなー。
という疑問はおいておいて。
この吸血鬼は、こうやって、いたいけな少年を次から次へと食い物にして、
何百年も生き延びてきたってわけね。
それが一番恐ろしい。
アメリカ版のポスターとは違うんだね、このケース。
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