夢醒め の翌日はキャッツ


2度目のキャッツです。
ナミチャンと昨夜ホテルにお泊り。
朝風呂入って、目を覚まして、東京駅でハムエッグベーグルとコーヒーのモーニングを食べる。
期間限定の、桜ベーグルが美味しそうだったので、小腹が空いたとき用に買った。

10時を過ぎたので有楽町で降り、「ウインドーショッピングだけね~!」と言いながら、MUJIへ。
季節のお買い得で、カナリヤイエローのカットソーを買っちゃった(^^;;
だって、安かったんだもん。
ナミチャンもパンツを購入!

2人ともコンサートや舞台のチケットいっぱい持っていて、見ると買っちゃいそうで怖いので、プランタン地下の食品売り場へ直行!
お菓子だったら、買いすぎてもたかが知れているものねえ・・・な~んて言っているうちに時間が来たので五反田のキャッツシアターへ。

今回は回転席。
前から2列目、29番。
ロビーで桜ベーグルを食べて、開場のお姉さんに舞台を横切って席まで案内してもらう。
役者さんが踊っている、舞台を歩いているんだわ(*^_^*)
もう、感激!
案外男性の一人観劇も多いのね。
5人家族総出で一列目に座っているところもあって、こんな家庭に生まれたかったわって思ってしまった私。
ドキドキしながら待っていると、子供が「あっ!ネコちゃん。」と言うので指差すほうを見てみると、すぐ横に音もなくネコがいた。
どのネコだかわからなかったけど、指がしなやかで綺麗!
私、案外指フェチなのだ。

グリザベラ 重水由紀・

ジェリーロラム=グリドルボーン 秋 夢子・

ジェニエニドッツ 礒津ひろみ・

ランペルティーザ 章 ヤヤ・

ディミータ 増本 藍・

ボンバルリーナ 池田さやか

シラバブ 山本貴永・

タントミール 高倉恵美・

ジェミマ 飛田万里・

ヴィクトリア 坂田加奈子

・カッサンドラ 大口朋子・

オールドデュトロノミー 小林克人・

アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 渋谷智也・

マンカストラップ 趙 宇・

ラム・タム・タガー 福井晶一・

ミストフェリーズ 松島勇気・

マンゴジェリー 武藤 寛・

スキンブルシャンクス 百々義則・

コリコパット 幸田亮一・

ランパスキャット 三宅克典・

カーバケッティ 齊藤 翔・

ギルバート 萩原隆匡・

マキャヴィティ 赤瀬賢二・

タンブルブルータス 岩崎晋也

音楽が始まると舞台が静かに回転する。
うわ~い!遊園地みたいだ。
キャッツシアターって、TDLみたいだものね。
そして音楽が鳴って踊っていると条件反射のように涙が出る私。

舞台が近くって、ネコの目線までわかる。
筋肉がはっきりわかるわあ。
しなやかだわあ、うっとり(^^♪
あちこちで、ライトが当たっていないところでも演技しているのね。
でも舞台に近すぎて、背後にいるネコがわからないわ(ーー;)

相変わらず、ネコの名前はわからないのだけど、始まったところでオレンジのメスネコが踊りながら後ろ向きで下がり、片足を踏み外して客席に転がり落ちてきてびっくりした。
側面に貼り付けてあったゴミもめくれた。
おしりから落ちたし、踵のところがゴミにひっかかっていたので、ケガをしなかったか心配したけど、あわてて舞台に上がってすぐにオスネコとペアで踊っていてほっとした。
舞台の裾のほんの数ミリのところで踊ってるんだ。
危険と隣り合わせなんだなあ。

そして、ドーンと上から落ちてきた靴に、学習能力のない私は、また「ひゃあ」と声を出し、恥ずかしい思いをする。

マンカストラップ(これくらいはわかる)の趙さんは、テレビの中国語講座に出ていた。
セリフも滑らかで、中国人だとはまったく感じさせない。
威厳があってかっこいいです!
オールドデュトロノミーをメスネコ(名前がわからない)に迎えに行かせるときに、前にいた2匹のメスネコを引き寄せて両脇に抱えて「さあ行け」というように、ネコちゃんたちの脇をポンポンと叩いて送り出すしぐさにドキっとしたわ(^^♪

ラム・タム・タガーも良いですねえ。
私はワイルド系に弱い。
メスネコと一緒になって、無意識に胸の前で手を合わせて乙女ポーズを取ってたわ(^^;;

今回気になったのが、劇場のパネルを見てコリコキャットだと思っていたんだけど、帰ってから調べたら、どうもギルバートのようだ。
身体が白に焦げ茶の線で、頭が白と黒と茶(赤茶かオレンジ)で、劇中劇でシャムネコ軍の隊長(?)をやっていたネコです。
ギルバートで合ってます?
顔が細面で、体型も私好みで、ワイルドでカッコよかったの♪
人間の男と同じで、ついつい危険な香りのするオスネコに目が言ってしまったわ(^^;;

2幕目。
ふと横を見ると、舞台を見つめるグリザベラの視線がとっても切なくて寂しそうで胸に突き刺さった。
「いちばん哀れな女は忘れられた女」と言ったのはローランサン。
舞台に上がっているメスネコたちより、グリザベラのほうが歳が近いから、そちらに感情移入してしまう。
「お願い、私にさわって、私を抱いて・・・」という歌詞、涙なしには聴けないです。

かつては華やかな日々を過ごしただけに、その思い出が強すぎて、誰からも見向きもされない生活は耐えられないのだろう。
歩くだけで威嚇され、虐げられて、うつむいて歩く背中が寂しそうで、哀れでたまらなくなってくる。
誰だって老いて歳を取っていく。
グロールタイガーの「俺の時代は語り草」という歌詞とリンクする。

そして天上へ。
ああ、ダメです。
昨日たくさん泣いたのに・・・

最後はオレンジが入ったネコちゃんと握手。
やっぱり誰だかわからなかったけど・・・

帰りも青春18キップだったので、横浜で乗り換え中華街で夕飯を食べることにした。
マミちゃんが高校時代のよく行っていたという台湾家庭料理のお店へ。
お店の人もお客さんも台湾の人らしく、なんだか台湾にに来たみたい。
地元の人が通うんだったらと期待が高まる。
魚団子のスープ、卵と豚の角煮と高菜の煮物、焼きビーフン、水ギョウザを頼んだ。
マミちゃんが推薦するだけあって、美味しい(^^♪
お腹いっぱいになったのに、とっても安いの。
なんだか得した気分だわ♪

ご飯を食べている最中に、新規のお客様から電話が入る。
商売の神様のご利益かしら?
でも、今日に今日は無理なんですm(__)m
とっても残念!
また、近いうちに機会がありますように。

肉まんをお土産に買って、一路静岡へ。
あ~、しあわせな2日間が過ごせたわ。