かわいいおじいちゃん | オッサンナースが走る!男30代から看護師への転職!!

オッサンナースが走る!男30代から看護師への転職!!

男30代で新米看護師。ナースマン…。いや、オッサンナースです。看護学校時代の苦難の日々もあり、ドロドロした看護師やドクターとの人間関係もあり、患者さんとの爆笑エピソードもあり…。早く、一人前の看護師になるために、日々頑張っている独身男看護師の奮闘記です。

80代の男性の患者さんが入院してきた。


病名は肺炎だけれど、パーキンソン病であり、ちょっと認知症もある。


病状は簡単には良くならず、薬も飲めなくなり、ご飯も食べられなくなって、だんだん衰弱をしていったので、胃ろうを作った。


それで、薬を胃ろうから投与できて、どんどん回復していった。


ついには、胃ろうもやめて、口からご飯を食べれるようになった。


僕たちは、パーキンソンや軽い認知症の患者さんには、いつも声かけをして、必要以上にしゃべってもらうようにしている。


『この看護師さんは、誰だっけ?』


『ちいちゃん・・・・・・・。』


『僕は、誰だっけ?』


『・・・・親分の、オッサンナースさん・・・・・・・。』


親分?(笑)


まぁ、オッサンじゃけ~の~・・・。


そして、やっと退院できることになった。


患者さんの奥さんは毎日お見舞いに来て、かいがいしく患者さん(夫)の世話をしていた。


『やさしいお母ちゃんじゃね~・・・。愛しとる?』


そう聞くと、


『ウン。ウン。ドキドキ


『退院したら、奥さんにダイヤの指輪くらい買ってあげにゃあ!』


そう言うと、きっぱり首を振った、


『いいや!でも、ちいちゃんになら・・・・・・・・・・。』



う~ん・・・。


同じ男としたら、とてもわかりやすい患者さんだ(笑)


この患者さんのお宅に受け持ちだった看護師が、退院後訪問をした。



その看護師さんが、


『うちの病院の看護師の名前、まだ覚えてる?』


そう聞いたら、


『オッサンナース大将。ラブラブ


『何で、大将?』


『いつも、若いねえちゃんをはべらしとったけぇ。音譜


そりゃ、誤解じゃ。


僕はチームリーダーなので、ノートパソコンを持って行って、記録しとっただけじゃ。


ま、いいか。


名前を覚えてもらっただけで、感謝。


『・・・あと、ちいちゃん・・・・・・・・。恋の矢


よっぽど、好みだったんじゃろうの・・・(笑)