インディペンデンス・デイ/原田 マハ
    ★★★★☆
¥1,575
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これはお知り合いのブログで絶賛されていた1冊。

ちょうど「カフーを待ちわびて」を読んだ直後で、もうちょっとこの原田さんの作品を読んでみたいと思っていたのでこちらをチョイス。


閉塞した日常、退屈な仕事、つまらない男、結婚への焦燥…。けれど。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。楽しみじゃない?いちから始められるなんて。すごいじゃない?誰にもたよらないなんて。ひとりの女性に、ひとつの独立を!様々に悩み、しがらみに揺れる女性たちに贈る連作短篇集。


すごーーくよかった!!

珠玉の超短編集。しかも連作短編のようなオムニバス方式。

一気に読んでしまうとどれも霞んでしまいそう。少しずつ読んで心に刻みたくなるような話だった。

人と人とが一本の紡がれていくその経過も楽しいのだが、最後はグルッと一蹴してきてしかも蝶々結びされたようなサプライズ。ニヤケ顔がさらにニヤニヤ。

次の主人公は誰になるんだろうって読みながら、次の章のことを考えたりなんかして。


自分も頑張ろう、そして今の自分から「独立」して新たな自分になるのだ!というような気持ちにさせてくれる。この話に出てくるみんなシアワセになればいいのに、そして読み手をも幸せにしてくれる本でした。


週末などに1編ずつ読んでいくのもいいかも。 そうすると月曜日が早くこい!って思えるかもな~なんて思いました。一気に読むと全体の繋がりとかわかってそれはそれでいいのだけど、2周目はゆっくり読みたいなと思いました。今度ゆっくり読んでみよう。