今月のお教室はベネト州特集。
みなさんご存知の観光名所ベネチアがあるところ。
ロミオとジュリエットの舞台で有名なベローナがあるところ。
有名な食材は、ホワイトアスパラ、ラディッキオ(トレヴィーソ)、
アジアーゴという名前のチーズ、バッカラ(干し鱈)、
ポレンタ(←トウモロコシの粉。スープで煮て食べる)。
パスタよりはリゾットが多い。
お料理は、
バッカラのミルク煮込み、クモ蟹のサラダ、
仔牛のレバー炒め ポレンタ添え、
イカ墨のリゾット、など。
ワインは、
ソアベ、バルドリーノ、ヴァルポリチェッラ、など。
今日はその中から代表的なお料理を2品。
まずは、Baccala alla Trevigiana(トレヴィーゾ風バッカラ)。
戻した干し鱈をミルクで煮込み、グラタン風にしたもの。
干し鱈って珍しい??
ほかの生徒はあまりなじみがない感じ。
私は父親が北海道出身だったからなのか、
子供の頃、さっとあぶった干し鱈をよく食べたような記憶はある。
けど、料理で使うのは初めて。
水で戻したときに魚臭さが抜けるのか
ほどよい風味だけ残って、ミルク&チーズとの相性も。
パンにつけるフィリングとして、じゃがいもとあわせてペースト状にしたものもあるらしい。
これもおいしそう!
付け合せになっているのがポレンタ。
イタリアで食べると、それほど美味しいものには出会わないらしいのだけど
私はいつもお教室で食べるので、美味しいポレンタしか出会ったことない。
Risotto al radicchio rosso(ラディッキオのリゾット)。
ラディッキオとは、
日本のスーパーでは通常トレビスって名前で売られてる、
赤いキャベツのような形のもの。
ほんのり苦味があるお野菜。
それを赤ワインと一緒にリゾットに。
パルミジャーノではなく、アジアーゴを仕上げにたっぷり入れる。
ほんのり苦いラディッキオがおいしい。
今日のワインはValpolicella -ripasso-。
リパッソとは、干し葡萄を醸造して作る「アマローネ」で使った
絞ったあとの葡萄を再利用して一部混ぜ込んで作られるもの。
ほんのり甘くて、ほんのり苦くてコクがある。
これはウマい。
リパッソか。覚えておこ。
南→北、ときたので、次は南かな。
でも寒くなってくるからまた北かな。
次回もたのしみ