まさに今、ミズバショウが満開! ~マクンベツ湿原~ | ―― フキノカサ ――

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  目次の更新は月に一度くらいを予定しています。

連日20度越えの素晴らしい陽気が続いて、
今日もなかなかの上天気の日曜日。

水蛙は友人たちと山菜採りにでかけたので、
私はどこへ行こうかな、とネットで情報集め。

そういえば
マクンベツ湿原のミズバショウを見たいんだった、と
思い出して調べてみたら、ちょうど満開らしい。

これは行くしかない!と、
すばやく身支度をして出発。



石狩行きのバスに乗りました。

石狩行きバス

さて、そのバスに乗車中の出来事。

おばあちゃん二人組が乗ってきた。
そのバス停には、杖の忘れ物。

でも、元々おばあちゃんたちとは
距離のある場所に置いてあったから、
私はてっきり別人の忘れ物かと思って、声をかけなかった。

が、しかし。
やはりあの杖はおばあちゃんたちの忘れ物。

出発してすぐに気づいたおばあちゃん。
運転手さんにバスを止めてとお願いする。

運転手さんはバスを止め、無線で会社に連絡。
そして、おばあちゃんたちに伝えたのです。

「今から会社の人間が忘れ物を取りに行って、
おばあちゃんたちの降りる停留所まで届けます」

忘れものにこんな素敵な対応してくれるんですね。
格好いいなぁ。中央バス。

(念のため書き添えておきますが、
杖が無いと確かに歩くのがしんどそうなおばあちゃんで、
一時間に一本しかバスの来ない路線でした。
若くて健康なお客さんで、バスの本数の多いところなら、
こういう対応はしないんじゃないかな?)



さて、到着。
矢臼場(やうすば)という停留所で降りました。

矢臼場(道道)バス停

ただしひとつ注意。
実は、矢臼場というバス停は二つあります。

道道225号線沿いの矢臼場停留所と、
国道231号線沿いの矢臼場停留所。

マクンベツ湿原の最寄停留所は、
国道沿いの矢臼場停留所なのですが、
私は時間の都合であえて、
道道沿いの矢臼場停留所に止まるバスに乗りました。

まぁ、10分ほど多く歩けばちゃんと着くので、問題なし(^^)



歩いていくと、
石狩河口橋が見えてきました。

石狩河口橋

北海道の国道で、2番目に大きな橋だそうですよ。

石狩川の河口は1500mの長さがあり、
地盤も軟弱なため、橋を作るのが大変だったようです。
橋ができるまでは渡船が運行していました。



河口橋との交差点すぐのところに、矢臼場(国道)のバス停がありました。
なるほど、ここからなら確かに徒歩10分ですね。

矢臼場(国道)バス停



バス停の斜め向かいに、
ミズバショウ群生地の看板がありました。

ミズバショウ群生地の看板

うーん、この看板、どっちに進むのかいまいちわかりづらい。
(看板の右手に進みます)

それと、この道は歩道がほぼ無い状態で、
車もスピードを出してくるし、自転車も多い。

志美(しび)運河の水門までは、
石狩川の遊歩道を通った方がいいですね。


これが志美運河の水門。

志美運河水門

志美運河(生振(おやふる)運河・石狩運河・シビシビ運河と色々別名あり)は、
茨戸川の排水のために作られた運河。

大雨が降ったりすると、伏籠(ふしこ)川・創成川・発寒川が合流した茨戸川から
大量の水が流れ込み、石狩川に排水されます。


その、石狩川と志美運河の合流点。

石狩川と志美運河の合流点

天気のいい日は、釣り人や
ジェットスキーの方たちで賑わっていますが、
量の多い雨が降ると、この突端の部分は完全に水没するんですよ(^^;
(水門を開くときにはサイレンが鳴り、電光掲示板でお知らせがあります)



脱線話が多すぎですね(汗)
そんなこんなでマクンベツ湿原に到着。

マクンベツ湿原ボードウォーク入り口

シーズンの日曜日なので、結構な人出です。
(バスで来たのは私だけですがw)

ミズバショウは満開!

マクンベツ湿原のミズバショウ1

結構しっかりとした花の香りがします。
かなり青っぽい、
百合に若干似てるけど、ちょっと違うような香り。


少し歩くと枯野に出ます。

マクンベツ湿原ボードウォーク中間(枯れ野)

先に進むとまたミズバショウの群生が現れます。

マクンベツ湿原のミズバショウ2



ミズバショウに混じってザゼンソウみっけ。

マクンベツ湿原のザゼンソウ

間違い探しみたいでちょっと楽しい(^^)



さらに先に進むと、石狩川にぶつかって
ボードウォークが終了します。

マクンベツ湿原ボードウォーク先端(石狩川)

ここに来た人の大抵の感想。

「おお、石狩川だな」

「なんか荒れてるし、なんにもないな」

「つまらんな。よし帰るか」

最後まで来ても見られるのは濁流です(^^;



さて、来た道を引き返します。


そうそう。
ミズバショウの花は、実は真ん中の黄色い部分で、
白い部分は葉が変形したものです。

このミズバショウはすっかり花が咲いて、
花粉が落ちていますね(ピントがあってない写真で失礼)

マクンベツ湿原のミズバショウ3 花粉


こちらのミズバショウは、まだ真ん中が緑っぽい。

マクンベツ湿原のミズバショウ4

同じものがたくさん生えているとはいえ、
見比べてみると面白い。



来たときから、引き返してくるまで曇っていた空が、
晴れてきていい感じ。

マクンベツ湿原のミズバショウ5


さぁ、もっといい写真を撮るぞ!と張り切って、
シャッターをきりまくっていたら……

マクンベツ湿原のミズバショウ6

団体さんがやってきて、
ボードウォークが大混雑になったので、
あわてて逃げてきたのでした(^^;


しょうがないから、
サルノコシカケでも撮っておくか、と撮った写真で〆。

マクンベツ湿原のサルノコシカケ


このあと、石狩本町を散策してきました。
それについては次回の記事で(^^)



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マクンベツ湿原(真勲別湿原)

住所:石狩市船場町
   (石狩川沿いに約40ヘクタールの湿原。
   湿原沿いに約1.5kmの遊歩道があります)


車の場合:国道231号線を北上し、
     花畔大橋を渡った直後のインターチェンジを降りて
    「厚田・留萌」方面へ。
     石狩河口橋手前の信号を右折、700~800m行った左側。

バス:([トーメン団地線]の記載に間違いがあったので訂正しました(4/29))
   中央バス札幌ターミナル7番乗り場から
   [札厚線 厚田支所行き][札浜線 幌行き]
[石狩線 トーメン団地行き]乗車で約40~50分。
   石狩河口橋手前にある「矢臼場」下車 徒歩約10分
   (※[特急 幌行き]は「矢臼場」に止まりません。
   この路線は本数が少ないので、時刻は確認必須です)

   同じく札幌ターミナル7番乗り場から、
   [石狩線 石狩行き]に乗り、
   道道沿いの「矢臼場」で下車した場合、
   セブンイレブン方向に歩き、セブンイレブンの次の三叉路を左折。
   そのまま真っ直ぐ歩けば、徒歩20分~25分ほどで着きます。
   (こちらも、9時半~15時は一時間に一本の運行です)

   運賃は札幌ターミナルからだと610円。
   普通の路線バスなので、距離によって運賃が変わってきます。
   途中から乗る場合は整理券を取るのを忘れずに。
   
   また、札幌市外へ続いているバスなので、
   石狩市に入ると、サピカやウィズユーカードは使えません。

   (時刻表検索には、
   『さっぽろえきバスnavi札幌周辺公共交通案内』というサイトが便利です。
   (スマホ・携帯版が使いやすく、愛用しています))

トイレ:あり(男女別(和式・水洗)+身障者用。かなり汚れている印象)

設備:遊歩道とボードウォーク。
   ボードウォーク周辺にベンチが無いのが不便。
   自販機等も無かったような?
   近辺にお店も無いので、バス&歩きなら、
   あらかじめ飲み物は買っておいたほうがいいです。

サイト:石狩観光協会
http://www.ishikari-kankou.net/


今年の見ごろは5月2日くらいまでだそうです。
もう萎れてきている花もあったので、見たい方はお早めに!


この日の最高気温は24度と夏並みでしたが、
明日からはまた気温が下がるようです。
川沿いは風が強いので、上着を用意したほうがいいかも?

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