懐かしさと新鮮さ | Pale Lilac パーソナルスタイリスト田村絵里子(山口県山口市)

Pale Lilac パーソナルスタイリスト田村絵里子(山口県山口市)

山口県山口市在住のパーソナルスタイリスト田村絵里子のブログです。パーソナルカラー診断・骨格診断・顔タイプ診断・・ファッションカウンセリング・ワードロープチェック・ショッピング同行

新聞のCD売上ランキングをみていたら、
懐かしい名前を発見して、ちょっと驚きました。
アラフォー世代なら、ピンときますね・・・。


MS.VOCALIST/デビー・ギブソン
¥2,730
Amazon.co.jp

学生時代、ラジオのAmericanTop40から流れてくる

彼女の曲、大好きでした。

〝Lost in your eyes" は今でも時々口ずさむくらい(´∀`)



このCD、 エリック・マーティンの「MR.VOCALIST」の女性版。

デビーが日本男性シンガーの曲を英語で歌っています。

現役で活躍しているだけあり、当時と変わらぬ澄んだ伸びやかな声は健在です。 

(少し視聴しただけなのですが・・・)

大好きな〝Lost in your eyes" も収録されており、

オリジナルよりもしっとり大人バージョンになっていましたラブラブ


彼女が懐かしい世代も新鮮な世代にも

じっくり聴いてみたい・・・と思わせるCDなのではニコニコ



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それにしても、エリック・マーティンとデビー・ギブソン。

アラフォー世代のど真ん中・・・です。

80年代のリバイバルかぁ・・・と考えると、

昨年のファッションの流行

(ビビットなカラーとビックシルエットの80Sファッション)

とリンクしました。



流行とは、時代背景と切り離せない とつくづく感じます。

例えば、ファッションカラーの変遷。


~1960年代の高度成長期時代~

・シャーベットトーン (パステル調の色)

・メキシカンカラー

・サイケデリックカラー(派手な原色や蛍光色など)

鮮やかな色が氾濫した時代でした。



~1970年代の世界不況~

石油ショックにより、公害問題・環境破壊などが

人類共通の課題となり、自然回帰の傾向

・ナチュラルカラーやアースカラー

(大地の色のようなブラウン・ベージュ系の色

 カーキ・オリーブなど)

自然をイメージするカラーが人気となりました。



~1980年代のバブル景気~

・ニュートラ・ハマトラ

(トラッドテイストのお嬢様ファション)

 パステルカラーが人気に

・全身黒のファッション(カラス族)

 夏にも黒を着るようになり

・ビビットカラー(ディスコのお立ち台ファッション)

様々な色が現れ、ファッションも個性化の傾向に



そして、21世紀。

不況に伴い、社会への不安感を表す

無彩色(白・黒・グレー)が基調になっています。

また、心の癒し、優しい、懐かしい色がトレンドに。

コントラストの強い色よりも

同系色のなじみ感のある配色が

安心感を感じさせるのでしょうか・・。


このように流行は社会情勢・時代背景に

直接的・間接的に影響を受けています。



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CDの話に戻りますと・・・

不景気な世の中だからこそ、

80年代バブルの明るさが

懐かしくもあり、励ましにもなる。

彼らのCDが売れるのもそんな理由があるからでしょうか・・・。

ファッションにもおいてもそう。

きっと80年代を知らない世代には、

モノトーン・ニュートラルカラー(グレーや淡くやわらかい色)

の流行が続くなかで、

ハデな色は新鮮なアクセントカラーとして映るはず。





流行と時代と色。

相互に影響を与えてます。



あぁ、やっぱり色って奥深い・・・!!

秋の夜長、あれこれと考えた昨夜でありました。