ゼロエミッション | 山形で奮闘する社長の報告書

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山形県で活動する外壁塗装・防水工事【ゆうき総業株式会社】の代表取締役を務めています。
NPO法人塗魂ペインターズ理事
一般社団法人雨漏り119理事
丸木屋株式会社代表
一般社団法人日本多能工協会代表理事

こんばんは。

昨晩出張先から新幹線で帰省中しました。

新幹線の中は非常に暇であり、本を読むかスマホいじるか、または寝るか、の3通りしかない。

と思いがちだが、私の場合は物思いに更ける事もよくあります。


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今日はそんな中、見慣れた言葉に何となく疑問を持ったものがあります。

その言葉が「ゼロエミッション」

なんとなーくわかったつもりでいましたが、初めてウィキペディアさんで検索してみました。



「人類が文明を持つ前の地球はゼロ・エミッションの状態であった。ゼロ・エミッションは、人間の経済活動による自然界への排出をゼロにする仕組みを構築することを基本的な考え方としているが、どこまでの範囲を自然界とするか、また、排出とは何かという根源的な定義は依然棚上げのまま、商売に有利な宣伝文句としての概念だけが先行している状態である。ゼロに込められた意味は自然界をこれ以上破壊しないという強い意思であり、このための行動が急務であるが、現在でも地球規模の自然破壊が急速に進行している状態であるから、もはやゼロ・エミッションではなく、マイナス・エミッションでないと引き合わないという現状もある。」


という言葉が書いてある。

誰がこれを書いたかわかりませんが、商売に有利な宣伝文句、と書いてるあたり物凄くセンスが良い人なのだろう(笑)


私はペンキ屋だけに、環境とかエコなど軽々しく言ってきましたが、実際それとは程遠い仕事をしています。

そもそも排出しない考えは無であり、人間が利便性を求め生きていく限り恐らくは皆無であります。

なのでリサイクルという考えの方がしっくりきます。


ではこのリサイクルを塗料にシフトすると、これはかなり厳しいです。
もしこのゼロエミッションが世界的に対策されてくるとすれば、塗料はこの世から消さなければなりませんね。
でもそれじゃ本末転倒なので、リサイクル出来るような「何か」を本気で考えてみようかな。

車業界で言えばガソリンから電気へと変わりゼロエミッションを達成しようとしてますね。
けどやはりウィキペディアにある通り、何かを生産する時点でゼロエミッションではないのでしょうね(^^;;

原始人に戻れって言ってるようなものです。

というわけで、弊社もゼロエミッションという宣伝文句は使わないようにし(笑)
やはり我々はリサイクルを考える事がベストだと思います!!


人間が持つ脳の思考回路は必ず具現化出来ると言われてます。

さて、塗料はどんなリサイクルが可能なのかな?
燃料とか?
固形化して何かに使う?
もう一度原料にする?

んー、わたしの無い頭では難しいですね…。

結構難しいと思うんですよね。
塗料ってひとくちに言っても、様々な樹脂で出来てまして、それこそ元を辿れば元素番号も様々なんです。


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ですので深く追求すると塗料だけではなく、この世の洗浄剤や薬品、家具や建材など限りなく使用されてるので、やはり塗料もゼロエミッションは不可能という結論に至ってしまいます。

まだまだ建築業界でのゼロエミッションは難しいですね。

けどもし世界中の人がゼロエミッションやリサイクルという考えを意識したとしたら、きっと素晴らしい対策が成されると思います^ ^

いつかクリーンな地球が現実となればいいですね。
いや、しなければなりませんね、これからの未来を担う子供達のためにも。


ではまた。