介護の面談のため祖母の家に行くと、祖母は、睡眠不足のようでボーッとしていた。その上、体調があまりよくなさそうな祖母は、介護の面談のお姉さんが帰宅後、話を始めた。
オバが夜中になっても帰ってこなかった（休日のはずの）水曜日、夜中に一人で散歩に外に出かけた祖母は、軒下に腰を掛けたという。
立ち上がろうとすると、足がいうことを聞かない…誰かに助けてもらおうと、通りかかった人を呼び止めようとしたが、声をかけられなかったという。
時間が経っても立ち上がることの出来なかった祖母は、植え込みのところまで這って行き、片方の手は植木につかまり、もう片方の手で杖をついて、やっとの思いで立ちあがったという。
脳梗塞を2回患った祖母。もしかすると、3度目かと心配で、オバにも、前日のことを話しておくよう言った。
会話中、何度か祖母と話が噛み合わなかったため、
「○○（オバ）とも、話をするようにしないといけないよ。おばあちゃんがボーッとしてるように感じるから。」
母がいうと、
「あれは、ばあちゃんが話しかけると、面倒臭そうな顔をするから。聞いてるのか聞いていないのかも分からない。でも、睡眠薬を飲んでから、なにか色んな話をベラベラ話してるらしいよ。」
夜中に睡眠薬を飲む祖母は、薬を飲んでから意識無く色んなことをオバに話しているらしい。
「聞いていなくても一方的にでも話をしたらいいやん。」
と私がいうと、
「『もう、その話、何百回も聞いたわ！！！』って、すぐ怒られるから…。」
最近、パチンコの禁断症状なのか、少しのことでも切れるため、睡眠薬で無意識になっているとき意外は気を使って殆ど話せないという。
立ち上がることが出来なくなった時の状況を聞くと、脳梗塞による足の麻痺ではなさそうだったが、夜中まで娘（オバ）の帰りを待つため、明らかに生活リズムが崩れている。こんな祖母を見ていると、オバに怒鳴りたい気持ちになる。(実際に怒鳴ったら、オバを溺愛している祖母に、逆に私が怒鳴られることになるだろう。(・・;))
83歳の老人の娘が、やんちゃ盛り。
今、大人になっていないのだから、一生、真の意味で大人になることはないと思う。
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