毎日、パチンコ屋で過ごし
帰って来るようになったと思ったらお金が無く、
そして、給料日数日前から、
またパチンコ。
お決まりのサイクル。
そんなある日、遠方に住んでいる伯母夫婦が
我が家にやってきた。
パチンコでおかしくなっているオバと電話で話し、
心配になったため、様子を見に来たのだ。
昔のオバは優しく世話焼きだったため、
伯母が来ると色んな場所に連れて行った。
しかし、あの件 があってからというもの、
自身が正しいと主張したにもかかわらず、
伯母がオバに「連絡をして」と祖母伝いに言っても、
「(伯母と)電話もしたくない」
オバは伯母を避け続けていた。
伯母がわざわざ会いに来ることを伝えても、
「(伯母となんて)会いたくない」
オバは伯母に会うつもりはないと、私たちに祖母が伝えてきた。
さすがに、そんなことは伯母本人に言うことは出来ないため、
伯母が祖母の家を訪ねた際、祖母は、必死にオバを庇い、
会えない理由を説明していた。
「○○(オバ)は、主任になって、
あれ(オバ)にしか出来ない仕事をしているから、
毎日夜中の12時に帰って来るのよ」
すると、間髪入れず伯母が返した。
「それだけ働いているなら、給料イッパイだね」
祖母はその言葉に黙り込んでしまった。
伯母の滞在中、
オバの息子(従兄)が彼女を連れて、祖母とオバに会いに来ると聞いた。
オバは、従兄・従兄の彼女・従妹・孫と食事をすると聞いた。
以前は、何かあれば皆で集まっていた
普通以上に良好な親戚関係だった(と思っていた)親戚関係だったため、
いくらこんな状況でも、伯母が滞在している間に
(祖母のところに訪ねて来るのだから)
従兄は連絡を入れてくるだろうと思っていたが、
待てど暮らせど電話はかかってこなかった。
私たちのことを、どう聞かされているのだろう・・・
本当のことを伝えているのなら、このような状態になるワケは無く、
ありもしないことを伝えているのは明らかだった。
伯母が帰る日、’このままじゃいけない’と、母はオバに電話をかけた。
「せっかく来ているんだから、(伯母と)話ぐらいしなさい。」
伯母に電話を代わると、
オバは「会いたかった」「気をつけてね」などの言葉ではなく、
いきなりパチンコの話を始めたという。
「パチンコは、やめていた。」
「パチンコをしていたのは、だいぶ昔の話なのに!」
「○○(伯母)は、(オバと母を)仲介するような
立場なのに!!!」
パチンコ依存症のオバは、
パチンコで責められているということに頭を支配され、
当たり障りの無い話さえ出来なくなっていた。
”パチンコを止めれば、何も問題が無い”
パチンコ依存症者特有の短絡的思考で必死に主張を続けた。
オバが会うことを拒否し続けた数日間・・・
最後に、せめてお別れの言葉を言わせようとしたら、
終始、パチンコの話題で締めくくった。
伯母の滞在中は、祖母と行動を共にはするものの、
祖母の家に夜中までいることは出来なかったので
オバの動きを見ることは出来なかったため、
何をしていたのかは分からないが、
「パチンコしていたのは昔の話」と前日まで主張していたオバは、
伯母が帰った次の日にはパチンコ店に居た。
お金の沸く泉を知っているのではないか!?
というほど、お金が尽きず、
それから毎日毎日パチンコ三昧だった。
もしかすると、従兄も来なかったのかも知れない・・・なんて。
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