【2016/11/05(土)】
 
この週末は好天予報が出た。
山にも行きたい、海にも行きたい。
ならば、どちらも一日ずつ楽しもう。
 
まずは土曜日。
先週の伊豆、城山でのクライミングの楽しさを再び味わいたく
今週も外岩でのクライミングにトライ。
 
今回は群馬と埼玉の県境にある二子山に挑んでみることに。
土曜の朝、パートナーのチビさんと秩父へ向かった。
 
股峠の下に車を停め、登攀道具を背負ってスタート。
5分ほどで股峠に到着。
 
先ずは足ならしに登山道で山頂を目指す。
 
登山道は一般コースと上級者コースの2ルートがある。
上級者コースは高度感ある岩登りコースなので
クライミング前のウォーミングアップには丁度いい。
 
 
 
 
岩登りを楽しみながら30分ほどで二子山西岳の山頂に到達。
そこで、中央稜のクライミングコースを上がってきたクライマーに出会った。
 
二子山中央稜の様子を聞いてみる。
高さ100mの6ピッチ、グレード的には5.7~5.8の初級者コースとのこと。
詳細地図のコピーまで頂いてしまった。
 
中央稜をやり終えたクライマー
 
 
親切丁寧に教えていただき、すっかりやる気に!
 
だが、6ピッチ100mのクライミングなんてできるのだろうか。
 
とりあえず一旦下って中央稜のスタート地点に行ってみる。
 
とりあえず、登山道で二子山山頂制覇
 
 
 
山頂から西岳三峰を経由する痩せ尾根を慎重に歩き
中央稜の取り付き点へ行ってみた。
 
登山道だが、結構な高度感で迫力満点
 
 
 
 中央稜の取付き点が分からず苦労したが、なんとか辿り着いて岩壁を見上げた。
 
毎度のことながら見た目には「やれる!」と感じた。
 
問題はマルチピッチと高さ。
前穂北尾根でマルチピッチの登攀を経験しているので
ロープワークは問題ない...と思う。
 
あとは100mを登りきるパワーがあるか...
 
 
 
 
やる気は満々だが、やはり初心者の二人。
しかもリードクライミングであることを考慮すると無理はできない。
 
よって、いきなり山頂を目指すのではなく
先ずは様子見で1~2ピッチだけ登ってみることに。
 
ハーネス、ガチャ類を装着し、岩壁を登り始めた。
 
 
 
 
グレード5.7ほどの快適なクライミング。 
面白い!
 
15mほど登ると広いテラスに出た。
 
ここでピッチを切って、チビさんが登ってくるのを待った。
 
楽しくて快適なクライミングに興奮し
もう1ピッチ登ってみることに。
 
再び私がリードで2ピッチ目にトライ。
今度は少し難度が上がった。
 
紅葉、青空、切り立つ岩壁。 大展望が広がる素晴らしいルート
 
 
カンテを右へ左へ乗り越える。
ルートファインディングしながらの登攀が面白くてたまらない。
 
17~8m登ったところで幅30cmほどの小さなテラスが現れた。
ここで2ピッチ目を切った。
 
2ピッチ目のテラスは狭い。この高度感がたまらない。
 
 
岩を登ることは勿論、高度感やロープワークなど
クライミングのすべてが楽しくてたまらない。
 
だが、我々が外岩でリードクライミングを楽しめるのは、せいぜいグレード5.8くらい。
 
トップロープならまだしも、今回のように初見且つリードとなると、
これくらいのグレードの岩場を選択せざるを得ない。
 
 
チビさんが上がってきて、この先どうするか相談。
 
この上の3ピッチ目は中央稜の核心部。
グレード5.8で25m以上の長い登攀となる。
 
核心部とあらば、やらない訳にはいかない。
 
頭の中は、登る前の「様子見」的な考えなどすっかり消え失せている。
 
よってクライミング続行!
3ピッチ目に取り付いた。
 
 
 
コーナークラックのルートをステミングやレイバックで登っていく面白いルート。
高度感やスリルがたまらない。
 
 
 
 
ジムトレで鍛えた登攀技術を駆使して3ピッチ目を無事クリア。
大テラスに出た。
最高の満足感、達成感を味わった。
 
最高の達成感。って、まだ3ピッチだけど...
 
 
 
ここで中央稜の半分が終了。
この上にはまだ3ピッチほどの登りがあるが
グレードはこれまでの3ピッチより下がるとのこと。
 
なので、いっそのこと山頂まで登ってしまおうかと考えた。
 
どんなルートもこなしてしまうチビさん、Good パートナーだ!
 
 
ということでクライミング続行!
 
4ピッチ目を登り始めた。
これまでより難度が下がり、楽しく軽快に登り進むことができた。
 
だが、4ピッチ目を登り終えたところで時間的な問題が出てきた。
時刻は15時過ぎ。
日の短いこの時期、あと1時間もすれば山は暗くなり始める。
そろそろ下山しなければならない時刻だ。
 
とりあえず4ピッチまで登ることができ、
しかも核心部もクリア。
クライミングとしては、ほぼ満足。
 
ということで、山頂までの完登は次回のお楽しみに取っておくこととし
ここでクライミングを終えた。
 
下山は懸垂下降で一気に下り、無事スタート地点へと戻った。
 
 
 
完登はできなかったが
4ピッチのマルチピッチクライミングを最高に楽しむことができた。
 
近いうちにまたここに来て、6ピッチ完登を目指そう。
 
二子山中央稜は初級クライミングルートではあるが
岩壁を登って山頂を目指すという
アルパイン的な山行を楽しめる素晴らしいルートだった。
 
益々クライミングが楽しくなってきた。
 
たっぷりの満足感に包まれ
気持ち良く二子山を後にした。
 
 
 
変わって翌日曜日は海へ!
 
最近は水の暖かい湘南で波乗りすることが多い。
この日も晴天の下、富士山を見ながら快適な波乗りを楽しんだ。
 
波のサイズは小さいが、茨城より海水温が高いのでジジイには有り難い。しかも富士見サーフィンができるなんて最高!
 
 
新たに購入したハーバーのロングボード。
スピードは出るしターンの動きも良い。
腕が上がったと勘違いしてしまうほどのGoodギア。
おかげで、波乗りも楽しくてしょうがない。
 
 
今週も山に海に、楽しい週末に大満足!
 
二子山クライミング&湘南波乗りの話でした。
 
 
おしまい。
 
 
お次は
いずこの山へ...