1-1 人体の基本単位=細胞 | パーソナルトレーニングスタジオ101 河合 学のブログ
こんにちは。パーソナルトレーニングスタジオ101の河合です。

やっぱり生理学、解剖学って大切です。101でクライアントにプログラムを作成するときも、それらを大切にしています。そこにに基本的なレジスタンストレーニングやコレクティブエクササイズを運動学や運動療法学と融合させながら楽しく取り組んでいただけるように創意工夫に情熱を注いでいます。

そんなこんなで自分の振り返りも踏まえ、生理学、解剖学のおさらいをここでしていきたいなと思います。

今回は一発目。人体の構造的な基本単位&生命現象を営む機能的な基本単位でもある細胞とその機能についてのお話です。

細胞の機能構成としては、外側より順に①細胞膜→②細胞質→③細胞核で構成されている。

細胞膜
膜というだけあって、細胞の内と外の境である。脂質二重層と蛋白質からなり、外側に糖鎖がついている。細胞膜の外側は親水性、内側は疎水性である。細胞膜は選択的透過性をもつ。

細胞質
細胞質の中にある細胞内小器官には、様々な機能がある。
ミトコンドリア:ATPの産生、異化代謝、細胞内呼吸
リオボソーム:蛋白質の初期合成、同化代謝
粗面小胞体:蛋白質の生合成、同化代謝
滑面小胞体:脂質合成など、細胞による様々な機能
ゴルジ装置:蛋白質の再加工(濃縮、包装、貯蔵)、分泌
リソソーム:不要物質の処理(加水分解酵素による)
ペルオキシソーム:有機物質の酸化(過酸化水素による)
中心小体:細胞分裂微小管の形成に関与

③細胞核
核膜と核質からなる。核質中に主にDNA分子からなる染色質(クロマチン)と核小体を含む。
細胞核の役割:DNAの貯蔵と複製、RNAの合成
染色体:細胞分裂時に染色質は染色体になる。人は23対(常染色体22対性染色体1対)をもつ。核小体:リボソームの合成
DNAの構造:2本のヌクレオチド(リン酸塩基)の鎖(2重らせん構造)からなる。

人の基本構造ってすごいですね。何百種類、何十兆個の細胞によって成り立っていて、本当に神秘的だ。

というわけで、こんな感じで投稿していきます。

参考文献:孫明洲. "細胞の機能". 坂本幸哉監修. 早わかり 生理学ハンドブック. ナツメ社, 2011, p.8-9