最近こちらの本を読んでます。
フランシス・フクヤマ教授の
『歴史の終わり』です。
帯に「絶賛の声」「歴史書の金字塔」とありますが、
何一つ誇張ではありません。
この本は、世界の歴史を振り返りながら
人類のこれまでの歩みと今後の行く先を総合的に論じています。
「どこどこの国はいついつの頃こういう政策を取って失敗した」等、
アメリカやヨーロッパ諸国のような国にとどまらず
東南アジアやアフリカやラテンアメリカのマニアックな国まで含めて
とにかく世界にこれまで存在した
あらゆる国・政府について具体例を挙げながら論じています。
この歴史的地理的スケールの大きさがものすごいです。
「この人どれだけ知ってるの！？」と
フクヤマ教授のスケールに圧倒されます。
この本は１９９２年の本で、もう２３年以上前の本です。
ですが、中身は全く古びていません。
むしろ、９２年から今日までに起こったことが
この本の内容を逸脱していないので
（少なくとも、僕の狭い視野に映る範囲では）
この本のすごさを再認識させられます。
それに、きっと、フクヤマ教授にとって２３年なんて
「ほんの一瞬」なんだと思いますし。
実は、この本にはもう一つテーマがあるのですが、
記事のテーマが分散しないよう、
それについては後編に書こうと思います。
それでは失礼します。
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