雨合羽の補修の仕方 | 雨合羽屋 4代目社長 わんにゃのつこつブログ

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本当の雨合羽(アマガッパ)をご着用されていますでしょうか?
雨合羽の魅力を実験を元にお知らせします。
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[2015年2月編集]
お客様から雨合羽の補修布の詳しい使い方を教えて下さいと連絡を頂きました。

では、さっそく補修をやっていきます。


1.道具を揃えます。

セメダイン セメダインビニール用20ml CA213(※クリックでセメダインHPに)

⇒ホームセンターで148円で売っていました。
 インターネットでも手に入ります。

②セメダインを延ばすヘラ
③シンナー、乾燥に時間がかかりますが【中性洗剤】でも大丈夫です。
④要らないタオル
⑤要らない紙(シンナーや接着剤で部屋が汚れないように)
⑥紙やすり(粗め)
⑦おもり、またはまたは接着部を押え付ける道具
⑧補修布
⑨手袋(シンナーやセメダインを使いますので、手袋されたほうがいいです)
⑩缶(接着後コロコロして接着面の空気を抜きます)

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2.部屋の窓を開け、換気します。

 シンナーやセメダインを使いますので、よく換気してください。


3.
【シンナーの場合】
合羽の両面、補修布の表面を拭きます。


今回のため、実家の庭の壁に生地を擦り付けたり、石でぐりぐりしました。

 穴を開けるのは結構大変でした。

 壁が擦れて白くなるのですが、穴が開かず石で何とかしました。

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シンナーで合羽の両面を拭きます。
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そして、補修用布を適当な大きさに切り、表面を拭きます。
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【中性洗剤の場合】
補修布を適当な大きさに切ります。


4.紙やすりで削ります。

 接着面に凹凸がないと、セメダインの着きが悪くなります。
 補修布の大きさを考えて、合羽の裏側、そして補修布の表側をごしごし削りましょう。

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5.
【シンナーの場合】
シンナーで拭きます。

 シンナーで先程ヤスリで削ったところを拭きます。

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【中性洗剤の場合】
汚れやヤスリの削った部分をよく洗い、完全に乾かします。


6.セメダインを塗ります。

 セメダインを補修布と、合羽生地裏に塗り、へらで薄く延ばします。
 
※厚塗りについて※
  (株)セメダイン 担当者様に教えて頂きました。
また薄く延ばした厚みより2倍、3倍の厚さでも接着具合は強くなりません。
厚く塗りすぎるほうと接着が弱くなるそうです。

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補修布だけではなく、生地裏にも塗り延ばしてください。
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生地裏の塗布が甘いと、力を入れて引張ると剥がれてしまいます。


7.1~2分程度乾かしますが、表面が乾燥しない間に張り合わせます。

丸い缶などを押し付けてコロコロし、しっかり張り合わせましょう
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8.密着させ、24時間放置。

今回、鉄板と万力を使いしっかりと密着させました。
おもしを使ってもいいと思います。

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そのまま24時間放置しましょう(セメダイン(株) 推奨)


9.完成

 お疲れ様でした。 完成です。

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 実際水をかけてみましたが、ばっちり防水されていました。


 ご不明な点がございましたら、いつでも弊社に問い合わせください。 

 

○水産用カッパ マリンレリー(クリックするとサイズリンクに移動します)


○陸上用カッパ レリーロイヤル(クリックするとサイズリンクに移動します)


 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪