今回は今話題になっているHIFUハイフで老けるのか?ってことを考えてみたいと思います。
糸リフトの前にハイフをして【土台】をしっかりさせた方が良いという話を見かけました。
ハイフで引き締めてからの方が糸リフトが良い結果になったりはしないですよね。
ハイフを受けさせるために無理やり作られたキャッチフレーズですよね。
この土台という言葉については、わたくしも勤務医時代
効果がない施術に対する説明として、マニュアル通り用いていたくらいです。
また、【相乗効果】という言葉を多用して、溶ける糸リフトとハイフをずーっと受け続けさせるところも多いようですが、
そんなはずはないですよね。ただ一番儲かるからそのようにすすめているだけですよね。
美容皮膚科学会でオピニオンリーダーの先生が、若年者のハイフ使用に関して問題提議されていたそうです。
ハイフを照射すると組織を破壊する温度になりコラーゲンが増えますが、
ハイフでできたコラーゲンは、前からあったコラーゲンよりも質が落ちると言われています。
また、若い人は質の良いコラーゲンの割合が高く、 年取れば質の悪いコラーゲンが多い ことが知られています。
そのため20代のような若年者はやめたほうがいい・・30代後半だったらメリットがデメリットを上回るという意見もあるようです。
でも、ハイフで増えるのはしょせん質の悪いコラーゲンです。
30代後半になったらもともと質の悪いコラーゲンの割合が高いので
ハイフで質の悪いコラーゲンを増やし続けていいなんて話には納得できない人が多いよう です。
「若い人が質の良いコラーゲンが多く、年取ると質の悪いコラーゲンが増える、ハイフは質の悪いコラーゲンを増やす」ってことを数学的に考えると、ミクロの世界でも・・ハイフは老けるってことになりますよね。
そのようなミクロな話はさておき、私はもっと大きなマクロの問題があると思っています。
ハイフに対して否定的な人でも大勢がそう言っているのでハイフで小顔になることは間違いありません。
一番大きな問題は小顔になってボリュームが減るとまるで風船がしぼむように皮膚が余ってたるむって話じゃないかと思います。
案外・・それにくわえて、レーザー機器のハンドピースを強く当てると靭帯など支持組織中心に内部構造が引き伸ばされるのでたるむという要素もあると考えられます。
ハイフ以外のレーザーはどうなんだって質問が多いけど、レーザー機器の種類うんぬんよりもハンドピースを強く当てると確実にたるむとわたくしは確信しています。
レーザーのメーカーは最大限に都合の良い解釈をします。そして、だまされた専門の医師があちこちでそのような考え方をまるでねずみ講のように広げるのですから始末に負えません。もちろん、いろんな問題点に気付いている医師もいるけど、だまされた振りをしていたほうが売り上げは上がるし、口に出すと白い目で見られるので・・まるでかくれキリシタンのように口を閉ざしている人も多いと思います。
今、ハイフ問題がツイッター上ではいろいろと議論されていますが、本質はもっとシンプルで
ハイフはまだ新しい機械なのでハイフで老けるかどうかわからないよねって意見はある意味正しいです。
でも、同じ理屈で言えば、ハイフで長期的に有益かどうかも分からないですよね。
このようなものに対する対応策って意外と簡単です。
家電のように新しいものに飛びつかないことです。家電は買い直せば済む話ですが、お顔は買い直せません。
それに何よりも美容医療に手遅れはありませんから
新しい機械や新しい治療などはどのような治療でも言わば治験のようなものでですから
疑いの目で静観して見ることをおすすめします。
多くの人が受けてなおかつ
長期的経過を見てからが
どんどんクオリティーも安全性も高くなりますから
ハイフは若さの貯金なんてキャッチフレーズもありましたが
ハイフは若さの貯金ではなくて借金なのかもしれませんし、 少なくともたるみ予防にはならないと思います。
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スプリングスレッド 伸縮性のある溶けない糸のリフトアップ施術
12本=80万円(10本=70万円)
<リスク・副作用など>
術後のダウンタイムで比較的多い症状は内出血や腫れ。また、感染のリスクがあります。