眉下切開のトッピング4 | たるみ治療Dr境のブログ

たるみ治療Dr境のブログ

美容外科医・形成外科専門医 境が
日々の症例を解説いたします。

眉下切開のトッピングの話の続きです。

前回までは眉下切開の肥厚性瘢痕対策(赤く盛り上がった傷跡)対策として

メジャーな治療である

トラニラスト(リザベン)・ボツリヌストキシン注射・テープ固定について考えてきました。

 

でも、上記のような治療はいわばよくあるキズや傷跡治療です。

 

でも、本当に注意しなければならないのは

高額な治療や意味不明のもののトッピングです。

 

再生医療的な治療、最新風治療

専門用語・英語などが出てくる場合は要注意です。

 

そのようなものって・・実は専門家でもよく分かっている人が少ないんですよね。

ましてや・・素人のかたはだまされ放題ということです。

 

そのような状況の場合にはウソが入り混む余地がたくさんあります。

わたくしだったら、絶対に避けます

 

そして、ハッタリをいうとき、声が大きくなるように

自信がないからこそ物事を大げさにする場合が多い。

 

眉下切開のような切って縫う技術だけがものを言う手術では、

そのように大げさなものの出番は一切ありません。

 

きれいなキズしかきれいな傷跡にはなりません。

 

たとえ、どのように素晴らしい治療を追加しようとも

きれいに切って縫うことにまさるものはないどころか

丁寧に切って縫う以外のことに意味があるとはとても思えません。

 

高額な治療をすすめるなんて

まるで、汚い傷跡や赤く盛り上がった肥厚性瘢痕になることが前提であるかのようです。

 

実際にそうなのかもしれません。

高確率で肥厚性瘢痕が生じているので

そのような発想になるのでしょう。

 

執刀医の責任でそのような大げさな治療が必要なのに

無料じゃなくて有料・・しかも高額だったりするのは

いかがなものかと思います。

 

最近、もっとビックリの話がありました。

大手美容外科に眉下切開の相談に行ったところ、

在庫の化粧品を押し付けられそうになったので、不信感を持ち、

かえって、手術を見合わせることができたというかたがいらっしゃいました。

 

美容医療を受けるとき、身を守る武器は

案外・・普通の感性や感覚なのかもしれません。

 

六本木境クリニックの眉下切開直後のキズ

直後からこのくらいのクオリティーでなければ、

永遠に傷跡が目立つと思います。

 

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

https://roppongi-sakai-clinic.com/faq_mayushita/