一芸に秀でること | たるみ治療Dr境のブログ

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美容外科医・形成外科専門医 境が
日々の症例を解説いたします。

若い頃からわたくしは、「君、皮膚を縫うのだけはバツグンに上手いね」

って言われていましたけど

上司はもっと勉強しろ、論文を書けって感じで

ある意味・・お叱りや嫌味のつもりだったのでしょうけど

わたくしは最高のほめ言葉ととらえていました。

 

皮膚を縫うこと外科系の医者だったら誰でもやっているし、

誰もがある程度できるからこそ価値があると思っていました。

しかも、皮膚表面のことですから素人から見てもその優劣が分かりやすいですよね。

 

まるで競技人口が多く、誰にでも分かりやすいスポーツに似ていますよね。

ある意味・・短距離100mで早いことが価値があることと似ていると思います。

他のものってやっている人や詳しい人が少数派なんですよね。

タイムって比較しやすく数字でハッキリとあらわれて

100mはほとんど誰でも走ったことがあるからこそ

その記録のすごさが分かりますよね。

 

サッカーが上手いことやゴルフが上手いことテニスが上手いこともすごいことですが、

実際にやったことがある人や興味のある人だけが分かりますし

何にでもプレースタイルの好き好きなんてものもあり、

サッカーではポジションの違いもあります。

 

若い頃、帝大系の開業医のお子さんのキズを縫ったことがありますが、

何と・・内科の開業医であるお父さんは縫っているところを見せろって言われたんですよね。

納得いかなかったら帝大系の病院にかわるとさえ言われたんですよね。

わたくしは童顔ですので、若い頃はずーっと研修医ほやほやのような顔をしていたんだと思いますので、

相手にしてみれば無理もないことなのかもしれません。

 

わたくしが旦那さんから縫っているのを見られている最中

奥さんは帝大系のところへ行こう行こうって言われていたんですけど

ご主人はさすがに医者なので違いを分かってくださったようでして、

大丈夫、形成外科だし・・この手際を見てみろ

彼にまかせておけば間違いないよ

っておっしゃってくださったんですよね。


六本木境クリニックの眉下切開5年後の傷跡画像

眉下切開で毛包斜切断法を用いて丁寧に縫えば

眉毛がほとんどない人でも長期的には傷跡がほとんど見えなくなります。

 

どのような手を尽くしたとしても、きれいなキズしかきれいな傷跡にはなりません。

医者の技術の差は巨大ですが・・

手術を受けるかたの個人差はほとんどありません。

 

 

眉下切開についてはこちら

https://www.problem-eyelid.net/

https://roppongi-sakai-clinic.com/guidance/eyelids/

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