そこに、わたくしが昔お世話になった元上司の先生がいらっしゃっていて
「子供の頃にけがで境に縫われた患者さんが大きくなって
境のようになりたいって・・今年、国立医学部に合格したんだよね。」
「えっ、そうなんですか?最高にうれしい話です。」
そのお子さんはお家が医者ではなかったので
1人の人生に影響を与えるとは何とも光栄でうれしい話でした。
「何がよかったんですかね~
自分にもできそうだって思ったんですかね。
わたくしは医者家系ではなくて、地方のサラリーマン家系出身なので
敷居が低く感じたんですかね
何となく そう言った臭いがしたのでしょうか?
世間には医者と言う職業は「医者の子は医者」のように
代々受け継がれるような印象を持っている人が多いようです。
わたくしの同級生で最近 教授になった人は
飫肥藩の藩医の子孫でしたし、
わたくしの女医の先輩は10代続く医者家系で
何と・・ポンペさんの弟子だったというかたです。
シーボルト・ポンペのポンペさんです。
わたくしのまわりの2代目・3代目のお医者さんは
いい意味でみんな性格がいいんですよね。
余裕とやさしさにあふれていて
何とも品がある・・
コンプレックスの塊で、ひがみっぽいわたくしは
その方々と比べてしまって、自分って品がないな~
田舎っぽいな~っていつも思ってしまうんですよね。
でも、そう言ったコンプレックスって
実は大事ですよね。
自分のような人はとにかくただ頑張るしかないって思えるのですから・・