解剖学的制約からの自由が可能になりました。 | たるみ治療Dr境のブログ

たるみ治療Dr境のブログ

美容外科医・形成外科専門医 境が
日々の症例を解説いたします。

六本木境クリニックホームページ

http://www.roppongi-sakai-clinic.com/



切って引き上げるフェイスリフトは、

耳前部切開からSMASを利用して後方や上方へ引っ張ることが多く、





また、従来のフェザーリフト(糸のリフト)では、


側頭筋膜のような特定の部位(強力な固定源)で

糸を固定することが多く行われています。





このように、従来のリフトアップ術には




「ほぼ決まった方向へ引っぱる」 「ほぼ決まった部位で固定する」




といった解剖学的な制約がありました。






たるみ治療Dr境のブログ




左はスプリングスレッド(スプリングリフト)

右は従来のフェザーリフト。




しかしながら、、

スプリングスレッド(スプリングリフト)には、 1cmあたり24個のコグ(突起)があり、

更に、強い伸縮性があるため、 皮下に挿入するだけで自然に固定されます。





そのため、 これまでのように側頭筋膜などに固定する必要がなくなり、

「解剖学的制約」から自由になりました。





このため、お食事などで口を動かした時の痛みや

固定部の圧痛といった術後疼痛の問題が解消されました。





また、一定の方向に引っ張る必要がなくなったため、

これまでのリフトアップ術によく見られた




“後方に引っ張られた不自然な表情”にはならず、

ごく自然な印象に仕上げることが可能となりました。





また、解剖学的制約からの自由に加えて、

スプリングスレッド(スプリングリフト)には「伸縮性」という優れた特性があります。





そのため、 従来のリフトアップ術では不可能だった

“顔の正面”まで引き上げることが可能となり、





自然でありながら画期的なリフトアップ効果、

小顔効果を得られるようになりました。