何かに追われ忙しい日々が好きなようで、

頑張っている自分が好きなようで、


時々、全く違うところに行って、違う自分になることに憧れたりする。


でも、場所が変わってもどこに行っても全く違う自分というのは存在しない。

過去にそういう衝動に駈られて、海外に行ったことが数回あるけれど、いつもと違う景色、匂い、空気、言語、食べ物に出逢えたからと言って、いつもと違う自分がそこに居るわけではない。

心からワクワクして生き続けたいと願うけど、日々に追われているとワクワク指数みたいなものが下がってくるのを敏感に感じてしまう。

だからいつもチャレンジしたり、冒険したりしながら、自分の中にワクワクを取り戻そうと、無意識にあれこれ行動を起こしているのだと思う。


今の私の生活は、縛られず、自分の信念に沿って生きることを許されている。

過去には就職して、たくさんのことに縛られ、ワクワク指数が低下してダメだ... というところに陥った経験は少なからずある。

今思えば、義務教育期間が一番縛りの中で、ワクワク指数が低かったような気がする... 。
(今、3人の子どもたちは義務教育真っ只中にいて、そこに通わせないといけない親としての私は、ある意味縛られているのかもしれない。)

子どもがいると、毎年のように学校や地域の役員が回ってきて、会議に出席したりしないといけなくて、この集まりは何のためにあるんだろう... とか頭の片隅で思ってしまう感覚は、子どもの頃に学校の中で感じていたのと全く同じで、やらないといけないから(義務付けられたこと)、こなすしかない... みたいな空気感の中に居ると、ワクワク指数が一気に低下してしまう。


会社務めや組織の中にいたらこんなの日常なんだろうな、と思う。

こんな私が親として子どもに伝えたいことは、

好きなこと、ワクワクすることに敏感であることの大切さと、自分の心がNO!と訴えることにも敏感であってほしい。

ということかな。


学歴より、世間体より、

幸せかどうか、

生きている喜びを感じて生きているかどうか、


が何よりも大切だということを知っていてほしいし、親の姿から感じ取ってくれたら嬉しいな。


日本は年間3万人、1日100人程の自殺者を出す自殺大国と言われている。

国連が日本人の幸福度が低下していることを危惧して日本の政府に勧告していると先日の広木克行先生の講演会で聞きました。
その勧告にも耳を傾けない政府。

昔の日本は貧しかったけど豊かだった。



生きている喜びを感じなくなる状態を造りやすい社会構造。

教育も社会構造も政治と密接に繋がっていることを最近になって知った。

話題になったムヒカ大統領のスピーチにも、感銘を受けた。

本当の幸せの価値をわかっている人が日本を引っ張っていってほしい。

国や地域を代表する人たち、権力を持つ人たちが、愛情や人間関係、子どもを育てること、友達を大切にすること、そして必要最低限のものを持ち、幸せとはこういうことなんだ、という共感の輪を、率先して広げていってほしい、


と、心から願います。