4月17日午後、神保町にあるソニー銀行さんにFP-RECOのご当地FPの皆さんと会社見学会に行ってきました。

石井茂社長からも直接お話をお聞きすることができました。
社長曰く、お金は資産運用の道具。ソニー銀行のサイトMONEYKitは道具箱だということです。
多くのネット銀行が主に決済業務を目的に設立されてきましたが、ソニー銀行は個人の資産運用を主要業務にして「フェアである」ことを企業理念として2001年4月に設立され、ちょうど12年が経過し成長し続けてきました。

設立後半年の2001年9月に米ドルとユーロの外貨預金の取扱いを開始した直後に、アメリカ同時多発テロ事件が発生し為替市場は大混乱となり、取引停止をすることも考えたそうですが、「マーケットが動いているなら続けよう!」ということで、その日の取引を続けたそうです。
銀行としてもリスクがあるわけですが、お客様の「売りたい」「買いたい」という要望に応えたということです。

現在取り扱える外貨は12種類、貯めた外貨を為替手数料がかからないように外貨のまま自由に使える「外貨ワールド®」を構築しサービスを提供しています。
*通常は外貨を動かすと一旦円に換えてから再度外貨商品を購入しなくてはならず、そのたびに為替手数料がかかってしまいますが、「外貨ワールド®」では、外貨を外貨として使えるという仕組みでいちいち為替手数料がかからないのです。
クレジットカードで円とドルで決済できるサービスもあります。


さらに、ソニー銀行では住宅ローン商品に力を入れており、ネットで住宅ローンを扱うスキームについて教えていただきました。
専任のアドバイザーのサポートにより、来店することなく借入手続きができます。
保証料が無いこと、団体信用生命保険は銀行負担、繰り上げ返済の手数料はかからないこと等はありがたいところです。
変動金利タイプ型では、ひとつの住宅ローンで変動金利と固定金利を同時に利用できる「部分固定金利特約」があり、複数の固定期間を設定できるのが特徴的です。


ネット銀行では顔が見えない分、よりお客様に安心してお取引きしていただくことに力を入れています。
お客様とのコミュニケーションはコールセンターです。電話やメールでの対応となるわけですが、特に電話対応でお客様に満足していただけるよう企業努力している光景を直に見て参りました。
普通では見ることのできないネット銀行の社員さんたちの仕事姿です。
コールセンターの社員さんたちは、皆さんとても勉強熱心でプロに徹している一方で、明るく助け合って仕事をしている姿には人間味ある暖かさを感じました。
電話でも、お客様に暖かい心を伝えることができていることが実感できました。
日本経済新聞の金融機関ランキングにおいて6年連続首位という評価にも頷けます。

見学会終了後にはソニー銀行の方々もご一緒に懇親会にて有意義なひと時を過ごしました。