今日から10月ですね~。月曜担当のshinkoです。
長袖や上着を引っ張り出し、
東京はすっかり秋めいています。音譜


さて、今日の話題は、09年春に始まるという、
裁判員制度について。
東京地裁では今日から10月3日までの3日間、
本番にそなえて、さまざまな職業の人の中から
裁判員を選んで模擬裁判を実施するそうです。えっ


「選ばれたら、辞退できないんだよね」「仕事が忙しいときに重なったら
どうしよう?」「でも、地域や安全を考えるきっかけになる」など賛否両論、
いろんな意見が飛び交いますが、
ホントにもう、他人事じゃないワケです。カゼ


裁判員は有権者の中から無作為に選ばれ、70歳以上の人や学生、

重い病気などやむを得ない理由がある人は辞退できるとされていますが、
たとえば母乳で赤ちゃんを育てていて、実家が遠い場所にある主婦が
裁判員に選ばれたとして、3日間の間(本番はもっと長いかも)、
赤ちゃんをどこかに預けなければいけない!と想像すると、
それだけで大変ですよね!ショック!


今回の模擬裁判で、注目されたのが、
「辞退できる人」「辞退できない人」の線引き。
東京地裁では、実際に8月中旬ごろ、協力企業や団体の名簿から抽選した40人に、
「辞退を望むかどうか」をたずねる質問票を送り、その回答をもとに裁判官たちが
事前審査をしたそうです。サーチ


その結果、「1歳半の子どもがいて、ほかに育児を代わってくれる人がいない。

突発的な病気も心配なので、辞退を希望する」という主婦は、
「朝早くから夕方遅くまで拘束するのは難しい」等の理由で、辞退が認められました。ベル


でも「これを認めてしまうと、幼児の母親は全員裁判員を努められない」

という裁判官の意見もあり、本番では認められないケースも出てきそうです。


ちなみに、
辞退が認められなかったのは、下記のようなケース。


・地元の人間ではなく将来転勤の可能性もある
(裁判に関与したくないとの理由では辞退できない)


・プロジェクトの管理者の了解が得られない
(仕事内容や代わりの人がいないのかが不明)


・夫と2人で営む理容業で、休むと客に迷惑
(アルバイトの臨時雇いで営業できる可能性がある)


・個人経営の店で、定休日以外に休むと営業に悪影響
(業種・業態が分からず事情を聴く必要がある)


う~ん…まだまだ曖昧な点の多い裁判員制度。!?

「もしも自分が選ばれたら…」
皆さんは、どうしますか?


※参考URL(毎日新聞記事)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20070930k0000m040131000c.html


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