子育てとは、葛藤の連続。
次男(高1)を傷つけ、わたしも反省した事件です。


先日、歯医者への予約時間ギリギリに返ってきた次男に、私はブチ切れ
友達とランチに行ってたって=(怒)
もっと早く帰って来てよ~


次男は心臓病です。
運動制限はありませんが、虫歯には気を付けるように言われています。



先日、前歯の歯茎に膿がたまっているのが見つかり、治療を始めることになりました。
わたしは、高校生になり、部活を優先させる彼の態度が気に入りません。


だってね~
菌が心臓に入ると、心臓病のある子は心内膜炎と言う病気になる可能性があるのですよ

もしも、口の中を怪我して、ばい菌が入ったら。。。。
もうどうすんのよ===


スマホばかり見ている次男に対して、思いっ切り説教です。
自分の病気をもっと自覚して欲しい
リスクがある身。運動部に入らなくてもいい身。怪我したらどうすんの????
早く治療しようよ===


まあ、
怒っても仕方がないことです。
ひと通り説教したら、わたしも落ち着いてきました。
(診察時間にも間に合ってますし、本当は特に問題はなかったんです・・)


で、、、、


その翌日
次男のつぶやきを見てしまったんです。


「最近自分の病気が気になる・・・自殺するやつ、俺の心臓とかえてくれ・・」





涙が溢れてきました。


次男を悲しませたのは、彼の心臓ではありません。
追い詰めたのは私です。


私のイライラを次男にぶつけたから。


私があれこれと言ったので、彼は自分を「情けない心臓を持つ可哀想なヤツ」にしてしまいました。


彼は心臓病ですが、可哀想なヤツではありません。
何不自由なく、暮らしていますし、具合が悪くなったこともありません。
医者に止められてもいない。
持久走も強い。
バレーボールも楽しんでいます。


今までも、その様に接していました。

彼にとっては生まれつき、当たり前のこと。
背が高いとか、目が二重とか、身体的特徴のひとつとして扱っていこう。


なのに、です。


ああ、、、、
「可哀想なヤツ」にしてしまったのは、母親の「不安&心配」。
でも、やっぱり心配だよ、、
どうしたらいいのよ~~~


まだ起こってもいない事に最悪の妄想がドンドン膨らんでいたのはわたしでした。
不安の芽を潰しておきたい。


でも、
これって、よーく考えると、無知だから不安なんです。
良く知らないから、わからないから、不安になる。。。


そうか、
困っているのはわたしだから、わたしが問題を持っている。
わたしが自分の問題を持っていることを自覚しよう。
そして、解決するために、自分で調べればいいんだ。


不安を次男にぶつける態度をしてしまった自分を反省しました。


すると、
リスクは高いとはいえ、まだ起こってもいないことにビクビクしすぎて、人生を楽しめないのは、悲しいな、とそう考えはじめました。


人生なんて、わからない。
明日事故に遭って死ぬかもしれない。


心配しすぎるのはやめよう。


落ち着いて問題を整理できると、冷静になれます。


それにしても、
次男がこれほど落ち込んでいるとは思っていなかったのでとてもショックでした。


いつも偉そうな態度ですが、まだまだ内面は子どもなんですね
私のコトバが効いちゃってるやん


すると、、


彼は、母親であるわたしを心配させたことが悲しいのではないか?
それで自分の身体を恨んだのではないか?


そんな考えも思い浮かびました。


母親って、本当に影響を与えてしまいます。。。
はあ~~~~(猛省)


その後、
親にも心配かけない様に全力で頑張る・・
という次男のつぶやきがありました。



彼が自分の病気とどう付き合うかは彼の問題ですが、
大した問題にするか、
大したことない問題にするか、
これは、親の接し方が大きく影響を与えます。


ごめんね。


わたしは子どもを心配してしまう。
これはもう、生理現象の一部でもある気がします。
もともと、一心同体だったしね。
母親ってそんなもの?
その感覚がなかったらきっと自分の身を削って母乳なんてあげられないんじゃないかな。。。


子育てって、「一心同体」から「自他分離」へいく過程そのもの。


いやいや、ただここで気を付けるのは、「心配」の感情についてです。

「心配」だけだといいんけど、「心配」は「怒り」に変わりやすいこと。
それは知っておいた方がいいと思います。


「心配」だけなら、それは「愛」だよね。
心を配る、、、だもんね。


上手に「心配」できたらいいんだよね・・・。



次の日、
次男は、明らかにいつもより私を気遣ってくれてくれていました。


わたしも、いつもより明るい声で彼に声をかけました。


こういうのがいいんかな?
こういうので、いいんかな?子育てって。



関わりの中で親子は共に成長する、、って
「親業」を紹介する時にいつも言ってる事なのに、自分の身に起きると改めて実感します。


わたしと次男の関係が壊れていないのなら、それはすべて正解です


多少怒っても、大丈夫。
親子喧嘩しても後味が悪く残らないのが、本当に助かるところです
で、また、いつもの笑顔でいられます


私には、今まで次男に精一杯関わってきたゆるぎない歴史と
ぶっとーーいがあります