「親業」というコミュニケーションの方法があることを知ったのは
今から13年前です。
「親業」という名前の通り、「親」を「一つの職業」として扱いその技能をトレーニングするものでした。


それまでも、子育てについて、本当にムチャムチャ勉強して、本もいっぱい読んで、真剣に取り組んできたのですよ。


自分で言っちゃいますが、相当に頑張ってました。


それがね
一瞬で覆ってしまいました
根本的なところが違ってました~~~


これね、本当に大切なところです。


それは、
「子どもをコントロールしようとしているか否か」





最近はやりの「褒め育児」も、それが「コントロールしよう」とかいう下心ミエミエなものは、絶対上手くいきません。


実際に、
わたしは子どもの時、周りの大人から褒められることがイヤでイヤで仕方がなかったんです。そのくせ、親の承認をもっと得たいと思っていました。


この矛盾に自分でも「どっちやねん」って突っ込んでいたんだけど、、
でもね、わたしのこの感覚は異常でもなくて、生意気でもなかったんです。


わたしは、
「自分以外の何者かにさせられようとする大人のプレッシャー」
ものすごい拒否反応を起こしていたわけです。


ただ、自分自身でいたかったわけ。
それだけです。
そして、「ありのままの私を認めてくれるコトバ」は必死で求めていました。


だから、時々「本音」で「グッとくるコトバ」をかけられたりすると、とんでもなく嬉しかったりしました。


こういう、大人からの「本音」のコトバとか、「褒めコトバ」とか
子どもはとっても敏感です。


なぜなら、心理的に弱い立場にあるからです。


大人って、子どもを「もっと良くしてあげよう」と色々します。
これも、大人から「コントロールされる」と感じると、少しずつプレッシャーがたまります。
自尊心も傷つけています。


「自分でない何者かにならなければ」なんて、子どもにそんな風に思わせていたって、ビックリしました(子どもへは褒めて育ててたんです・・・・)


相手が自分をコントロールしようとしているか


これ、大人でも、優劣関係が存在していると、なんとなーーーく感じることってありません


相手との関係に違和感を感じるときに、ちょっと意識してみて下さいね。



人は、
自分の行動をコントロールされるのはイヤなのです。


誰でも、自分をコントロールするのは自分でいたいのです。


怖いのは、相手もほとんど無意識で行っているということ。
きっと、そんな風な関わり方しか教わっていないのです。


ま、わたしもそうでしたし、
親業の受講生の方もそう言われます。
「今まで誰も教えてくれなかった、、こんな大切なコトなのに。」


知らないうちに、相手をコントロールしようとしていたなんて、

あ、
ちがいますね、、実際にはそう思っていないから、


相手から、「コントロールされようとしていると感じる言葉」を使っていたなんて、
ちょっと残念でないですか?


あ、
子どもをコントロールしないということは、子どもを野放しにするというのはまた違います。
相手からコントロールされなくても、自分で規律を持てる子に育てる


それには、まず、親のコントロールを手放さないと、自分の中の規律は育ちません。


自分で自分を規律できる子に育てておく
その方が、絶対に幸せだと思うのです。