雨ですね。
ここ最近、一番早く帰宅するのは、受験生の次男(中3)。

入試を前に、追い込みの季節なのですが、本人は、いたって、マイペース。

高校進学を前に、残り僅かな、わたしと次男のホッコリタイムが始まります。


「お帰り。ねえねえ、お母さんを見て何か感じない?」


今日、美容院へ行ってきたので、髪型が変わってることを気づかせたくて、こう言ってみました。

次男はチラッと見て、「ん?」と明らかに変化に気づいた表情でしたが、


「・・・わからん」と一言。


わかってるのに、「わからん」です。
”おかん”の長話を聞く暇はないということでしょうか・・・。


「今、面倒くさいって、思ったでしょ 笑
 お茶でも淹れようか・・・」


次男はイヤホンを耳に音楽を聞いています。


「ズズズズズ・・・・」
紅茶をすする音が響く、静かな時間。


隣にいるけど、邪魔しない。
わたしも次男も、それぞれの時間を過ごしています。


こういう時間は、まさに「沈黙」


「沈黙」ってね、
すんごい力を持っているのですよ~


「何も言わない」ということは、
「何も言う必要がない」
「そのままでいい」と受容を表す態度なのですね。


特に、
男の子育児には、必須アイテムだと思っています。


この「沈黙」をすることに、
弱いタイプのママさんがいるのです。


子どもと二人でいると、
何か言わなくちゃいけないと感じてしまう・・
何か言いたくなってしまう・・・


あなたはどうですか?


私も以前は、「沈黙」に弱いタイプでした。


昔、長男がボーっとしていると、
その姿をみているだけで、イライラしてしまったり、
また、「今こそチャンス!何か言わなくちゃいけない」と感じてしまいました。


彼は、
ただそこにいること」が許されないわけです。


母親のそばに、「ただいてるだけ」ということができない。
何かしら、母親の面倒を見させられるわけです。

迷惑な話ですね~

自分の部屋に逃げるしかありません。
また、「あえて」母親の機嫌をとるために、面倒を見るかもしれません。


まずはね、
黙ってみることを意識してみませんか?


そして、
ムズムズしてしまう時、
何か言いたくて仕方ないのなら、


なぜ、ムズムズするのか?
何が、ムズムズするのか?
どうしたら、ムズムズしないのか?


少し考えてみてくださいね。


親業では、「行動の四角形」という概念で今の気持ちを整理するのですが、
その時に、モヤモヤや違和感が残る時があります。


実は、それこそが、新しい発見。
自分の中の矛盾が表れて、ちょっとびっくりしてしまいます。


結局、
「自分は自分のことを何も知らない」、と言うことを「知る」ことが、
気づきとか、学びになるのでしょうか・・・。


まあ、少しずつ、少しずつです。
子育ては自分育て。
自分と付き合うのは、奥が深~~~いですね。

 

 

 

今日も幸せいっぱいのことばで大切な家族を包んであげてください。