野宿大全 | やぶんひとりごつ

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2000年、リーマン辞めて京都へ。お寺に居候すること五年間。
その日々の事あれこれ…これまでとこれからのこと。
でも実際は現在東京在住戻りーマン。一方でリアルジャパニーズ目指します。
泣かず飛ばずの「おやぶん」日記、始まるよ!!

これはバイブルになりそうだ…


村上 宣寛, 九条飄人
野宿大全―究極のアウトドアへの招待

 野宿前提のバックパッカーや歩きニストたちに捧げる本書は、ちょっと高級志向だが、筆者が考える「野宿」について、考え方、歩き方、トレーニング、準備、など多岐にわたって手ほどきをしてくれる。

 部分的には、「どうだろう…シラー」と考える場面もあるけど、概ねは同じ路線じゃないだろうか?

 部分的には…というのは、筆者の場合、道具を揃えるのに金銭的な余裕が見られるということ。ボクが東海道を歩いた時や、四国をお遍路したときには時間的にも金銭的にも余裕はあまりなかった。
 正確に言うと、時間的な余裕はあったのだけど、それを許すだけの金銭的¥な余裕は無かったのだ…Time is money

 それでも、道具をあれこれ吟味しながら(機能、重量、価格etc)揃えていた時の興奮が蘇る。「旅」は準備をしたり計画を立てるところから、既に始まっていて、ヒトによってはそれが一番楽しい時間だとも言う。

 たしかにそうかも知れない。

 ともあれ、これからバックパッキングや野宿前提の旅に出る方には、参考になると思うので、是非読んでみることをお薦めする。

 ちなみに笑えるエピソードもあり。トイレトイレの項などは面白い。
 ボクの場合実際に経験しているからだろうか?