OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-ヌメ革製ロングウォレット

オキシオクラフト(OXIO-CRAFT)のロゴ入り「ロングウォレット」を製作してみました。

製作のきっかけは、古くからの友人と久しぶりに飲んだ時ビールのこと。

 

革工房をやっている、、、なんて話をしながら

その友人に、わかりやすくヌメ革のことを説明できる「材料」を

持ち合わせていなかった・・・。

 

革の経年変化素材の違いを、わかり易く説明できる物で

持ち歩ける物を作ろう!!

 

そう思い立ち、突然作ったのがコレです。

OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-色々なヌメ革で・・・

外側と違って、ちょっと派手な内側です・・・。

ナチュラル色サドルレザーキップ、を少しずつ組み合わせています。

 

オキシオクラフトでは、タンニンなめしのヌメ革を主に仕入れていますので

それらの端革を使いました。

OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-製作工程

一番表のピサーノ(フランス原皮、イタリア製のヌメ革)。

ステッチンググルーバー溝堀り処理をしておき、

縫い糸が表面に出っ張らないようにします。

 

カード入れは、1mm~1.4mmまでぐらいの薄めのを切り出し、重ねて、

先に縫い合わせておきます。

OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-糸の色

縫い糸も、経年変化した時の相性を見るために

なるべく色々な色を使ってみました。

 

輪になっているのが、初めからロウ引きされている丈夫な

ポリエステル製の「ビニモ」です。

ここでは「薄茶」と「ターコイズ」で縫ってみました。

 


OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-糸の色 OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-白糸での縫製

それ以外にも、麻糸の等をロウ引きし、縫製しました。

 

OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-革の傷 OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-血管跡
自分が使う物ですし、元革の血管の跡も、経年変化とともに

どんな風に目立たなくなっていくのかを知りたいので

あえて、そういった部分を使ってみました。

 

まるで人間の手相のように、牛の個体によってよって様々な模様で

描かれているので、個人的には血管の跡も味があり、愛着がもてます。

 

ロゴの部分は、少し経年変化ツヤが違う、ヌメ革タンローの端革を使用。

タンローは、もともと染色用の革で、経年変化も早い革です。

現在は真っ白の色合いから、保管するうちに少しピンクがかった色味に変化しています。

 


OXIO-CRAFT(オキクラ)の「革雑貨」製作日記-経年変化が楽しみ

今まで使っていたロングウォレットと比べてみました。

 

こんな風に少しずつ変わっていくことが、とても楽しみです。

また途中経過をお知らせしますビックリマーク

 

また友人にも見せにいかなくっちゃ!!

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