2-3部入替戦 | Owen-10 Project

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「今日の頑張りが輝かしい明日を作る!」 by Deco

今日で何があっても最後です。本当に1年間長かったけど、今日でフットサル人生のすべてを出し切るつもりで挑みました。結果はあと一歩及ばず、残留を果たせませんでした。でも、このメンバーが最後の最後に1つになって、今まで以上に満身創痍のなかを力を振り絞って最後まで諦めずに戦ってくれたので悔いはありません。唯1つ、残り5分で不慮の事故で私自身が左肩を脱臼して、最後まで出場できなかったのが残念。でも、家族の前でいいところを見せられたので十分です。


さて、今日は第一試合を後半からみるべく、Owenと先に会場入り(嫁とNodocaは試合直前に会場入り)。我々の対戦相手である「寝屋川 vs erba girasole」の試合をみました。結果は1-1の引き分け。これで、残り2試合(我々の試合)に勝負が決まることがわかりました。


初戦の相手、erba girasole には、なんとかつて(FC DREAMに入る前)所属していたサッカーチームで一緒にやってた若手の選手4人がいたのでビックリ!3年ぐらい一緒にやってきたので知ってますが、若いし、サッカーで鍛えているからやりにくなぁと複雑な思いになりました。試合の方は、「erba」は2試合目、うちは1試合目というのもあって、うちの立ち上がりが硬い…。次々とピンチになるものの辛うじてセーブしてなんとか0点で凌ぎます。そうして凌いでいるうちに、一瞬のカウンターで大野が左サイドを駆け抜けてゴール!押されながら先制点に勢いに乗ってと思った1分後、右サイドから強烈なシュートを叩き込まれて1-1。さらに1分後、カウンターからやられて1-2と逆転。それでも、1年間2部リーグで戦い抜いた経験が生きました。リードされても、「慌てず焦らず諦めず」にボールをつなぎ、チャンスを待ちました。そして、ここから数少ないチャンスを生かし、カウンターとセットプレーから大野が決めて前半のうちに逆転。点を多く取って勝たねばならない相手は、後半も同じようにピヴォ当てとミドルでがんがん攻めてきますが、(前半の教訓を生かし)うちも全員が体をはってシュートをブロック。相手のシュートをゴールに行く前にことごとく防いでくれます。そうしてできたチャンスから追加点をあげて後半の半ばで5-2と3点リード。あとは、相手にボールをまわさせて時間をかせぎ、ボールを奪っても慌てずに確実に攻撃してしのいでいき、5-3で勝利!これで最終戦にのぞみをつなぎました。しかし、勝った代償は大きかった。もともとおっさんチームなんで回復が遅いんですが、1試合目で激しく戦ったので、みんな満身創痍の状態になってしまいました。しかも1試合おいての2試合目。時間も少ない中、みな少しでも回復するよう努めました。


2試合目、寝屋川とはリーグ戦では4-5で敗れています。その借りをかえすべく、そして残留するためにも、みな満身創痍、疲労が残る中を気力で体を奮い立たせて挑みました。しかし、寝屋川は8月よりも強くなってた。明らかに練習して、メンバーもかわって、フットサルチームとして成長していました。うちはチームとして機能してきたけど…練習は…。その差が出たかな。試合はお互いに慎重な立ち上がりでした。しかし、不用意なファイルでPA前でFKを与えると、それをを決められ0-1。しかし、数秒後、大野の強シュートが川中にあたってコースがかわり、ゴールに吸い込まれて1-1。3分後、今度は相手のピヴォ当てから反転シュートを決められて1-2。ナントカもすぐさま、CKから大上がジャンピングヘッドで叩き込んで2-2。お互いに負けられない意地を見せます。残り5分で寝屋川がパワ-プレー開始。特に問題なく守ってましたが、残り1分で、アラが左から中へカットインした後のシュートを決められ2-3。前半はリードされて折り返し。でもまだ1点差。同点ならうちが残留なんで、まずは1点とることと再確認して後半へ。しかし、2試合目の苦しさかな…みんな頑張っていつも以上の力を出しているが、あと少しで詰め切れない。時間だけがどんどん過ぎていくが、1点差なんで焦らず落ち着いて狙っていた矢先にやってしまいました。相手が後方からクリアしたボールが高く上がり、私のところに飛んできました。これをキャッチしようとした時、体育館の窓からさす光にボールを見失い、ボールをキャッチし損ね、ボールがゴールへと点々としてしまいます。あわてて飛びついてキャッチしたとき、ゴールポストに左肩を強打したみたいで、次の瞬間痛みで左腕があがらなくなってしまいました。それでも、最後の試合だから…と1分間は頑張ったのですが、点を取っていかねばならない状況、負けられない最終戦というのもあり、修一に頼んでGKを交代。すぐさま脱いで肩をみると脱臼していました。試合の方は、FPの修一がパワープレー気味にやってくれたので、そこから盛り返して勢いがでてきました。しかし、あと3分で神田が退場。1人少ない中を懸命に頑張るも…1人少ない中を攻めに行ったところを失点し、2-4と2点差。しかし、残り2分で、大上が渾身のシュートをボレーでたたきこんで3-4と1点差。さらにCKからつないで大上が強シュート!中にいた大野が触ってコースを変えるが、ゴールをわずかにそれる。これが決まれば同点だったのに…。残り30秒、最後の攻撃でせめますが、逆にカウンターをくらって失点3-5。試合終了。最後まで諦めず、残る力を振り絞って戦いましたが、あと一歩及びませんでした。


3月14日(土) 大正千島

FC ナントカ 5-3 erba girasole

得点:大野、大上、川中、神田


FC ナントカ 3-5 寝屋川

得点:川中、大上2



僕はこれがこのチームで、そして選手として真剣にやる最後の試合だったので、肩が痛む中、最後まで見届けました。そして、チームメート1人1人に声をかけ、握手をして、別れの言葉の後、救急車で病院に直行!土曜なんで近くはあいてなく此花区の暁明館病院で応急処置として、レントゲン、そして整復(肩を戻す)をしてもらいました。幸い骨折はなさそうで、肩も時間かかりましたが、なんとかゴキッとはまりました。でも、左肩はまだ痛むし、負荷はかけられないので、左腕をつったまま固定です。もちろん運動も数週間は禁止!まあ、今日で最後やから関係ないんですけどね。月曜に専門医(整形外科)にまたみてもらわねばなりません。家族は岡ちゃんが病院まで送ってくれました。ありがとう岡ちゃん。そのあとは、家まで嫁と子供と帰りました。唯一の心残りは、最後にみんなに挨拶できなかったことかな。でも、2/14の最終節で話したし、あれが実質の最終戦で、今日はボーナスステージみたいなもんやからね。嫁も言ってましたが、FCナントカのみんなが2試合目でも全力で戦い、残る力を全開にしてやった上での敗戦なんで悔いはありせん。最後に負傷したのは残念ですが、これも神様がトシだから引退しなさいと言われたとおもってます。暫くは家族との時間を大切にします。最後の1シーズン、FCナントカでかつての仲間とやれて良かった。本当に今年1年間嬉しかったし楽しかった。


もうフットサル選手として一線では戦いませんが、次は指導者として選手の信頼をえられるように頑張っていきます。チームメート(FCナントカ・CRIS73)のみんなありがとう。そして、何より今までずーっと僕がプレーするのを支えてきてくれた嫁に本当に本当に感謝したいと思います。今まで本当にありがとう!2009年3月14日、私は選手を引退します。我がフットサル人生に悔いなし。