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たとえば、
「音楽、および音楽周辺の文化、(たとえば、ミュージカルとかオペラとか・・・)」
というひとつの方向性でもって、人々がともに気概をもって平和や平穏というものが一定期間でも堪能できることは戦争の醜さを知るのと同じくらい平和のありがたさを身にしみて体得でき、国際道徳を確立するほうがずっとよりよい未来の祭典、勉強になれるのじゃないのだろうかなあと思いを馳せています。
スポーツのオリンピックはありますが、国際的文化祭典はありません。
ただの祭典ではダメで上記のような歴史が証明した人間の本質に訴えるものを十分に満足できるシステムを整えたものにしなくてはなりません。
スポーツには優劣、勝ち負けがありそれは国家主義的な民族優越感として人の心を満足させて戦争のかわりに発散させるものではありますが、オリンピックが好きでも私にはあまり好きな思想ではないのです。
ああ、これが、私の目的の行き着く先です。
どうか、そんな世界ができることを目的にもう少し、もう少し、お力を授けてくださればどんなにうれしいか・・・と思ってやみません。
(おわり)
【参考文献】
Francis Fukuyama , The End of History ? 上・中・下巻
Strauss , On Tyranny , revised and expanded edition
Nietzsche , The Use and Abuse of History
Kojeve , Introduction a la lecture de Hegel
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