ヨーロッパ音楽紀行|007 | ハリウッドで映画化を目指す四国のジャンヌダルク☆香川宜子のオフィシャルWebサイト

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四国のジャンヌダルク、ついにハリウッドへ!自身の原作『the Violin』がハリウッドで映画化されるまでのリアルタイムドキュメンタリー

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 二回目にヨーロッパを訪れたときはアルプスの町、オーストリアはインスブルックという小さな町の、ホーフブルグ(お城)で、外務省の方たちとの特別な催しでしたので、普段は使用されない地下室でホテルのケータリングサービスを入れての晩餐会とその席でなんと、ロックバンドが呼ばれていました。

はじめは、夕食にロック?しかもお城でロック?と思いましたが、不思議と調和していたが不思議でした。

なんでも、ロードオブザリングの主題を演奏している人たちで有名人だったそうです。

さすが、音楽の町、クラシックからロックまでなんでもありで、日本武道館の様な特別なものでなくて、私たちの食事といった分野にもロックが入ってきてることにまたもや驚きました。

そして、黒皮ジャンを着込んでいる恐ろしげな兄ちゃんとスタッフ達が演奏の準備をしている間、口ずさんでいたのはモーツアルト。

このギャップにずっこけましたが、かえっていとおしさが沸いてきました。

こんな人たちがいるオーストリアから帰りたくない、なんで日本に生まれてしまったのだろうと心から思いました。 

そしてまた、ヨーロッパの人がこれまた紳士。

私の手をそっととり、地下室の階段で転ばないように気遣ってくださいます。

そのまま、手をとって着席させてくれ、軽く会釈をして自分の席に向かいます。

私はお姫様かと思わず勘違いをしてしまいそうになります。

日本でいると、「このブタ」と呼ばれたり(関西では序の口)「そこどけ、このおばはーん!」としかられたり、そんな悲しい生活でしたので、その感激もひとしおでした。

どうやら、20歳のデビューのときに男性は紳士であるように訓練されるようです。

それなのにやっぱり離婚率が高いそうで、なにが原因なのでしょうね。

インスブルックの市長さんは女性でサッチャーとあだ名がついてるくらいキビキビして聡明でしたし、御主人はひたすらやさしく、それでもってサッチャーの後ろで私たちを女性として口説いていましたので、そんな女性パワーに男性が押されているのかもしれません。

(つづく)


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